いずみシンフォニエッタ大阪が描く「これからの世界(Future Now)」。新音楽監督に作曲家・藤倉大氏が就任
住友生命いずみホールのレジデント・オーケストラ「いずみシンフォニエッタ大阪」の次期音楽監督に、作曲家の藤倉大氏が決定し、就任記者会見が開催された。今まで西村朗氏と楽団が培ってきた「現代音楽作曲家が楽団を率いる」スタイルを継承することとなる。 楽団が藤倉氏に音楽監督をご依頼した主な理由は以下5点。 ・大阪府出身であるため、大阪から音楽を発信し続けることの重要性を共有できること。 ・ロンドンを拠点に世界中で活動を繰り広げているため、各国の音楽を取りまく状況を熟知している。そのため、いずみシンフォニエッタ大阪を新たなステージへと導かれることが期待できること。 ・日本国内でも音楽祭のプロデュース等多数務め、日本音楽界の状況も認識、共有できること。 ・演奏家が輝く、聴衆が喜ぶコンサート創りをモットーとしていること。 ・前音楽監督である西村朗氏(大阪市出身)の音楽と活動に敬意を表していること。 今秋より楽団の運営委員と共に、新たな方針、具体的なプログラム等についての議論を始動。今後のスローガンを「これからの世界(Future Now)」と掲げ、今までの経験を大切にしつつ、新たな試みや楽団の役割を考え展開していく。なお、藤倉新音楽監督が趣向を凝らして組んだプログラムは、2026年2月11日(水・祝)開催予定の第55回定期演奏会にて披露される。 <公演情報> いずみシンフォニエッタ大阪 第55回定期演奏会 「これからの世界、これからのいずみシンフォニエッタ大阪」 【日時】2026年2月11日(水・祝) 16:00開演 【出演】飯森範親(指揮)/片岡リサ(箏)/いずみシンフォニエッタ大阪 【曲目】 オリヴェロス:The Well and The Gentle 川島素晴:ピチェクラリン讃歌 西村 朗:オルゴン 室内オーケストラのための フェルドマン:マダム・プレスは先週90歳で亡くなった ※生誕100年 公募作品 (五重奏以内) ※新しい試み(次頁参照) 藤倉 大:箏協奏曲 ※いずみシンフォニエッタ大阪の運営委員会選定