【KNOCK OUT】五味隆典が鈴木千裕に怒り「寝られないくらい頭に来るね。誰に物を言ってるんだろうと」、鈴木は「そんなに自信あるんだったらリングで見せてくださいよ」
2024年6月23日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館で開催されるKNOCK OUTのビッグマッチ『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT“BLAZE”』(U-NEXT配信)。 【写真】KNOCK OUTとRIZINを背負って五味と戦う鈴木千裕 そのメインイベントで行われるKNOCK OUT特別ルール (※パンチのみ)-73.0kg契約3分3R、鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者)vs.五味隆典(東林間ラスカルジム/初代PRIDEライト級王者)のトレーラー(煽りV)が公開された。 映像の中で五味は「あのバカ、会見に来ないだけでプロじゃねえなんつってたけど、ここ1カ月くらい頭にきてるの。この俺に向かってプロじゃねえなんてどういうつもりなんだろうっていう。全部拳で稼いで、好きな車買って、後輩にもメシ食わせてきて、自分でジム作って、20年ファイトマネーと会員さんの会費で20年ジムを維持してきて。その俺に向かって軽々しくね、あれは許せないね、俺はね。やっぱ、よく言葉を選んだ方がいいよ。その瞬間、その他大勢と一緒になっちゃう。BreakingDownの連中とね。お前いつまでこんな格闘技やってんだよって言ってるのと一緒になっちゃう」と、怒りを露わに。 これは鈴木が5月9日に行われた記者会見で、山籠もりのため欠席した五味を「会見に来ないのが意味わからなくて。プロじゃないなって。この時間、僕だって練習したいんですよ。練習時間を割いているので、そこにいないのがPRIDEの時の五味さんじゃないなって思って。ボクシングの試合もRIZINで2戦やっているけれどPRIDEの時の五味さんじゃないんですよね」と批判したことに対してのもの。 鈴木はRIZINでの金原正徳戦の前にも、海外修行のため会見を欠席した金原に対して怒りを示した。その理由は「練習時間を割いて会見に出席しているのに、片方が来ないで練習しているのはフェアじゃない」というものだった。 しかし五味は「俺はまだ千裕も経験したことのない、井上(尚弥)選手だってないよ、ラスベガスのTモバイルアリーナとかね、砂漠の真ん中まで喧嘩しに行っていた人間だから。別に崇める必要もないしね。あいつなりに対戦が決まったから、なんとか盛り上げなきゃと思ったんだろうけれど、俺は頭きてるんだよね。寝られないくらい頭に来るね。誰に物を言ってるんだろうと思うんだよね」と、試合を盛り上げたいとの気持ちは分かるが自分に対して言ったのは許せないとする。 それに対して鈴木は「痺れるっすね。逆に見せてくださいよって。昔のPRIDEと、現代を走っているRIZINとKNOCK OUT、どっちが上回っているのか。そんなに自信あるんだったらリングで見せてくださいよ、PRIDE魂を。こっちからすればKNOCK OUT魂とRIZI魂があるので」と、その怒りをリングで自分にぶつけてくれと言い放つ。 五味は「一番準備したよ。こんなに走ったことないもん。PRIDEの時より走ってるよ」と、記者会見で宣言した「20年前の五味隆典」を作るために死に物狂いで3カ月間、自分を作って来たという。 「何も伝わらないようなことをやるつもりはないんですよね。やって良かったなと思うような、そういうのを仕上げて。俺の真の復活を見たいって世代の人もいるし、COMPLEXだってあぶない刑事だって復活するからね」と完全復活を誓い、「俺が勝つことで何かを伝えられるかもしれないし、負けるつもりもないし、今の仕上がりからいくとね」と45歳になった自分だから伝えられるものがあるとする。 「俺はね、今回の試合はKO以外勝ちはないと思っているんですよ。あくまでもホームだしね、千裕の。俺はKOパンチ以外持ってないからね。失神KOじゃない。それ以外ないんじゃない。メインだしね、お互いKOを狙いに行くのを見たいでしょう。スリルある方がね」と、鈴木を“失神KO”すると宣言する五味。 今回の戦いを“親子喧嘩”だと思うとしている鈴木は「いろいろ背中で見てきたので。五味さんの全部を。いま現在できる限りのことは勉強して学んできたので、思うことはひとつですね。親父、超えさせてもらうぜ」と、倒すことで格闘技の父=師匠を超えるとする。 最後に五味は「この世界で食って行こうとしたら大変だよ。だけど俺はもうやってきたから。長い道のりだったな。で、最後に現役のチャンピオンと出来るなんていうのは最高のことだよね。ご褒美でしかないよね。しかもメインイベントでね。そういう星の下なんだよね、多分俺はね。だから最高の試合にしないとね。それこそ拳と拳のロックショーだよ」と、格闘技人生の締めくくりとして最高の試合を見せたいと語った。
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