【プレビュー】攻守にハードワークして相手を上回るのはどちらか。プライドをかけて鹿島と浦和が激突 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは8月16日と17日に第27節を開催。県立カシマサッカースタジアムでは、鹿島アントラーズと浦和レッズが対戦する。
首位のFC町田ゼルビアを追うためにも負けられない2位の鹿島と、中位から抜け出したい11位の浦和が激突する。 前節、鹿島は痛い黒星を喫した。勝ち点差「3」で前を走る町田が敗れたのだが、アウェイでのジュビロ磐田戦は難しい試合に。前半のうちに先制点を取るところまでは良かったが、後半に2つの失点を喫して逆転負け。勝利が見え始めていた時間帯からの逆転劇だったこともありショッキングな敗戦となった。直近の5試合を見ても3勝2敗と勝利が先行しているものの、勝ち点を奪いたい試合で落としているため、そこは改善していかなければいけないだろう。 今節に向けては厳しい暑さも相まって、どれだけ相手にハードワークの面で上回れるかがポイントとなる。相手よりまず走り、それでいて攻守にアグレッシブなプレーをする。そういった大前提の部分で上回ることが大事になるはずだ。新たな戦力が加わった中、チーム力を高めつつ勝利を目指したい。キーマンはやはり鈴木優磨。チームを勝利に導くパフォーマンスに期待だ。 一方、浦和は前節にサガン鳥栖と対戦。木谷公亮新監督のもとで新たなスタートを切った鳥栖に対し、前半から積極的な戦いを見せることで試合を優位に進めたが、松尾佑介の先制点でリードを奪う展開を作るも終盤のPK弾で勝利することができず。そこから逆転される状況こそ防いだが、チームとして勝ち切れる試合にすることができなかったのは悔いが残る結果となった。 直近の5試合で1勝2分2敗と苦しんでいる悪い流れを断ち切るためにも、ここでの鹿島戦では絶対に勝利が欲しい。前節、退場処分を受けた西川周作が出場停止と難しい状況であることは間違いないが、前節途中出場のGK牲川歩見ら代わって出る選手が存在感を示すことで勝利に近づきたい。このカードは5試合連続で引き分けが続いているカードでもある。攻守に最後のところで勝負強さを見せられるかが鍵を握るはずだ。注目したいのは前節ゴールを奪った松尾。連続ゴールでさらに勢いに乗っていきたいところだ。 互いの意地と意地がぶつかり合う好カード。注目の試合は17日18時キックオフだ。