中川大志「僕は普段、同じ人とばかり一緒にいます」思わず照れた元乃木坂メンバーの一言とは?
友達になるかは、その人のまとっている空気感で分かる(伊藤)
――どんな人に居心地の良さを感じがちですか? 中川:自分とテンポ感の似ている人ですかね。会話のテンポとか空気感って、あると思うんです。チャチャと樂のふたりにも言えると思うんですけど、そういう動物的な嗅覚って、たぶんみんな持ってると思うんですよね。考えとか、価値観とか、それ以前の意識的なところでの居心地の良さというか。趣味が同じとか、そういうのももちろんいいんですけど、僕の場合は、あまりにぎやかな場所は好きではないので、マイペースな、ゆったりした空気感が好きです。 ――伊藤さんはアーティストとしていろんな方と組まれることも多いです。刺激だけではなく、居心地の良さで関係が続いたりしますか? 伊藤:初めはその人の作っているものに惹かれてご一緒しようと思うんですけど、お友達になったりするかは、その人自身のまとっている空気感でなんとなく分かります。そこの嗅覚は結構はっきり持っている方です。 価値観が違ったり、作っているものが違えど同じテンポ感だったり。無意識にかもしれないけれど割と選んでいるんだろうな、と思います。居心地が悪かったら、結構すぐにわかってしまうタイプです(笑)。
ふたりは今「好きな道」で生きられている?
――チャチャは「人目を気にせず、好きに生きる」をモットーにしています。おふたりは、はたから見ていて、少なくとも「好きな道」で生きているように映ります。 伊藤:そうですね。好きな道で生きていると思います。一度やりたいと思ったら、衝動的に動いてしまうところがあります。 中川:僕も好きな道かどうかと聞かれたら、好きな道です。裏方の仕事にも興味があるんですけど、基本的には好きなことをやらせてもらっています。 ――最後に改めて、公開中の『チャチャ』にひと言お願いします。 伊藤:不思議な、仕掛けのある面白い映像になっています。脚本の段階から、ジャンルレスな世界観だと思っていましたが、映像で観てもやはり面白い世界だと感じました。観てくださったみなさんの感想が楽しみです。 中川:酒井監督とは「初めまして」でした。現場で監督の頭の中を想像しながら演じていたつもりでしたが、完成したものを観て、音や光、編集のマジックというか、映像のマジック、仕掛けがたくさん詰まっていて「なるほどな」と思いました。まだ観ていない方は、どんな作品なのか、なかなか想像がつかないと思いますが、ぜひ映画を観ていただけたらと思います。 <取材・文・撮影/望月ふみ> (C) 2024「チャチャ」製作委員会 新宿ピカデリーほかにて公開中 【望月ふみ】 70年代生まれのライター。ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画系を軸にエンタメネタを執筆。現在はインタビューを中心に活動中。@mochi_fumi
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