佐々木朗希のドジャース最有力は「時期尚早」とESPN報道も 「全30球団にとってお買い得」
ロッテが9日、かねてメジャーへの思いを口にしていた佐々木朗希投手(23)のポスティングシステムを行使してのメジャー挑戦を容認することを発表した。 ロッテの松本球団本部長は「とにかく早く行って勝負したい、若い年齢で勝負したいとはずっと入団当初から言っていました。そういう話をずっとしてきた。最終的には総合的にこちらも判断して今年容認しました」と説明。朗希は球団を通して「一度しかない野球人生で後悔のないように、そして今回背中を押していただいた皆様の期待に応えられるように、マイナー契約から這い上がって世界一の選手になれるよう頑張ります」と決意のコメントをした。 MLB公式サイトで「世界的な強力なブランド力を持つドジャースは最有力候補だ」と記されるなど、大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)が所属する今季のワールドシリーズ王者を筆頭候補に挙げる現地メディアも多いが、米スポーツ専門局の「ESPN」(電子版)は「ドジャースに決めつけるのは時期尚早だ」とした。 同記事では「侍ジャパンで佐々木とチームメートだった大谷と山本がロサンゼルスにいることが優位」としながら「佐々木はダルビッシュとも親交があり、パドレスも獲得候補。ニューヨークの両球団(ヤンキース、メッツ)も興味を持ち、経験のある球団(カブス)、国際都市の球団(ブルージェイズ)、過去に日本人選手が成功した球団(ダルビッシュはMLBのキャリアをレンジャーズでスタートさせた)、あるいは能力を最大限に引き出す球団(レイズ)を選ぶ可能性もある」と指摘した。 記事の中では佐々木の潜在能力についても絶賛しており「FAではなく、(25歳ルールで)金銭的な上限があって全30球団にとってお買い得。平均球速を3ケタ(100マイル=約161キロ)に挙げる能力があり、MLBでも最も球威のある先発投手に成長する日も近い。決め球はスプリット。MLBでも近年はやっている球種だが、動きはユニークだ」とした。
報知新聞社