ジェイソン・ボスラー内野手（球団提供）

　中日は20日、来季の新外国人選手として、ジェイソン・ボスラー内野手（31）、カイル・マラー投手（27）を獲得したと発表した。 　ボスラーは今季マリナーズ傘下3Aで31本塁打、110打点を記録した左の大砲。一、三塁を守るほか右翼など外野守備もこなす。球団を通じ「ドラゴンズの優勝に貢献し、名古屋を盛り上げたい」とコメントした。 　マラーは今季アスレチックスに所属した身長2メートル1の大型左腕。メジャー通算54試合4勝11敗、防御率5・90。150キロ超の直球とスライダーなどが武器で、先発候補の一人として期待がかかる。 　また、育成選手としてキューバ出身のランディ・マルティネス投手（21）を獲得することも併せて発表した。 　≪今季3Aで31本塁打、110打点≫ 　◇ジェイソン・ボスラー　1993年9月6日生まれ、米ニューヨーク州出身の31歳。ノースイースタン大から14年ドラフト16巡目指名でカブス入りし、21年にジャイアンツでメジャーデビュー。同年に自己最多の41試合に出場した。23年のレッズを経て今季はマリナーズで10試合に出場し、傘下3Aタコマでは119試合で打率・303、31本塁打、110打点。メジャー通算107試合で打率・207、10本塁打、34打点。1メートル86、98キロ。右投げ左打ち。 　≪23年のアスレチックス開幕投手≫ 　◇カイル・マラー　1997年10月7日生まれ、米テキサス州出身の27歳。16年のドラフト2巡目で高校生投手としてブレーブス入団。21年にメジャーデビューし、同年は9試合で2勝4敗。22年オフにトレードでアスレチックスに移籍すると、翌23年の開幕投手を務め、エンゼルスの先発・大谷と投げ合った。今季は中継ぎで21試合に登板。メジャー通算54試合で4勝11敗0セーブ、防御率5・90。2メートル1、118キロ。左投げ右打ち。 　≪キューバ出身21歳≫ 　◇ランディ・マルティネス　2003年9月28日生まれ、キューバ出身の21歳。今季はキューバ国内リーグのピナル・デル・リオでポストシーズンを含む20試合（先発14試合）に登板して6勝2敗、防御率3・87。1メートル77、72キロ。左投げ左打ち。