ペリストリがマンUに別れ…“恩師”が率いるギリシャのパナシナイコスへ完全移籍
マンチェスター・ユナイテッドは21日、ウルグアイ代表FWファクンド・ペリストリがパナシナイコスへ完全移籍することを発表した。 【画像】パナシナイコスのユニフォームに身を包んだペリストリ パナシナイコス側の発表によると、契約期間は2028年6月30日までの4年間。移籍金は公表されていないものの、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、固定金額が600万ユーロ(約9億8000万円)、変動性のボーナスが200万ユーロ(約3億3000万円)の最大800万ユーロ(約13億円)ほどだという。マンチェスター・ユナイテッドは契約に、2027年夏まで有効な買い戻しオプション、将来のペリストリの移籍金の45%を受け取ることのできる売却条項をつけているようだ。 ペリストリは2001年12月20日生まれの現在22歳。母国の名門ペニャロールのアカデミーで育ったウインガーだ。同クラブでトップチームデビューを飾った後、2020年夏にマンチェスター・ユナイテッドへ完全移籍加入。18歳にして欧州上陸を果たしたものの、加入直後はリザーブチームが主戦場となり、2021年冬からの1シーズン半はアラベスへ“武者修行”へ出る。2022-23シーズンより復帰したものの、安定した出場機会を得ることはできず、今年1月にはグラナダへレンタル移籍。シーズン途中の加入ながら、グラナダでは定位置を確保し、ラ・リーガ15試合の出場で2ゴールを挙げた。今夏は一旦マンチェスター・ユナイテッドへ帰還したものの、今度は完全移籍による退団が決定。マンチェスター・ユナイテッドのトップチームでは公式戦通算25試合のピッチに立った。 また、アラベスへレンタル移籍していた2022年1月にはウルグアイ代表デビュー。以降、“セレステ”では主力として立ち位置を確立しており、FIFAワールドカップカタール2022でも全3試合に出場。今夏に開催されたコパ・アメリカ2024でも、全6試合に先発出場していた。 ペリストリの新天地となるパナシナイコスは、過去20回のギリシャ・スーパーリーグ(1部)制覇を誇る名門。昨季は通算20度目のキペロ・エラーダス(ギリシャ・カップ)優勝を飾ったものの、リーグ戦は4位で終えており、2009-10シーズンを最後にリーグタイトルから遠ざかっている。今夏にはディエゴ・アロンソ監督を招へい。ペリストリは自身に代表デビューのチャンスを与えてくれた“恩師”のもとでプレーすることとなり、パナシナイコスを15年ぶりのリーグ制覇へ導くパフォーマンスが期待される。
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