ホステスプロとして力が入る（左から）鶴岡果恋、勝みなみ、小倉彩愛

　「女子ゴルフ・明治安田レディス」（７日開幕、土佐ＣＣ＝パー７２） 　女子ゴルフの今季第２戦、明治安田レディスが７日、高知県の土佐ＣＣ（６２７３ヤード、パー７２）で開幕する。勝みなみ（２５）＝明治安田＝が大会前日の６日、コースを回って最終調整を行った。米女子ツアー本格参戦２年目へアプローチに磨きをかけ、ひと回りレベルアップ。阪神の元守護神からもゲキをもらい、ホステスプロとして優勝で恩返しを誓う。 【写真】プロアマ戦で最終調整の勝みなみ 　今年こそ勝って恩返しを－。１８年の所属契約から看板を背負い続けて６年。１９、２３年の今大会の最高成績６位を超えるべく、勝は「優勝したい気持ちは、どの選手よりもある」と力を込めた。 　本格参戦２年目の米女子ツアーにも弾みをつけたい。昨季は自身の最終戦となった１１月のアニカ・ゲインブリッジ・ペリカンで７位と好成績を収め、今季のシードを獲得。２年目の目標は初優勝に設定しているだけに、昨年９月以来の国内戦で「とりあえず自信をつけたい」と意気込んだ。 　昨季見えた課題も改善してきた。２３年の米女子ツアーでは、パーオン率は６２・６％の１４３位とグリーンを捉えるのに苦労した。それだけにオフはアプローチ練習を重点的に行い、「三つの引き出しが八つぐらいに」と短いクラブでのバリエーションを増やしてきた。 　虎の元守護神からもエールを受けた。前日の５日は明治安田の永島社長を交え、阪神・藤川球児ＳＡと対談。「勝さんは勝つために帰ってきた」と激励され、熱烈な虎党の勝は「背中を押してくれた言葉をかけてくれたので、すごくうれしかった」と力をもらった。 　２月中旬のサウジレディース国際で３位の好成績を収め、調子は右肩上がり。「自分の引き出しも増えてきたので、そこも使いながら上位に行けるように」とホステス大会で力を見せつけるつもりだ。