【国際女性デー】食事だけでは…貧血は自覚しにくい、生理や子宮の病気と関係も
■生理の量が多いのかわからず、貧血が進んでしまう
Q:つまり生理が重くても、自分ではよくわからず、気がつかないうちに貧血が進行することも? A:そうです。病院に来られるのはそういう方ばかりです。やっと病院に来てみたら、血液中のヘモグロビンの量がえらい低いですね、と。生理の量や痛みは人と比較ができない。可視化できない。そして生理が正常にあることは健康において大切なものなんですが、「うっとうしいもの」と感じ、正常かどうかむきあっていない人が多い。今後、ウエアラブル端末のような機器で判断できるようになるといいでしょう。生理ナプキンにどれほど血液がついたら多いのか、AIが判断するとか。新規機器などの開発が待たれます。 とにかく重要なのは、貧血というのは特定の症状がないので、健診結果や生理をきっかけに自分の状態を把握して、受診した方がいいです。貧血改善のために自分だけでできることは限られますので、婦人科に行ってみることをおすすめします。
■自分の体は自分で守る、セルフケアの重要性
アプリなども使って、生理周期や量などを把握することも重要です。医師からのメッセージとしてはセルフケアの重要性を強調したいということでした。何が原因で貧血になるかが大事で、放置せず、見過ごさず、受診や相談をすることが大切です。