源氏物語で朱雀院が出家した<西山なる御寺>、「車争い」の屏風絵展示…仁和寺名宝展
仁和寺霊宝館(京都市右京区)で、源氏物語にちなんだ所蔵品を紹介する秋季名宝展「仁和寺と物語」が開催中。同寺は源氏物語「若菜(上)」で朱雀院が出家した「西山なる御寺(みでら)」とされており、国宝2件を含む約60件を展示している。12月1日まで。 【画像】京都市 室町時代に宮廷絵師の土佐光茂が源氏物語「葵」の「車争い」の場面を描いた、六曲一双の屏風(びょうぶ)絵は、2018年に修理して以降、初公開となる。御室相承記(国宝)や仁和寺御伝(重文)では、源氏物語の成立と仁和寺の歴史をたどることができる。 一般500円、高校生以下無料。前期(10月27日まで)と後期(29日~12月1日)で一部展示替えする。午前10時~午後4時半。月曜休館(11月4日を除く)。