香港の民主活動家が都内で会見 “中国政府が国外に逃れた中国人に対しても弾圧を強めている”
日テレNEWS NNN
香港からヨーロッパに亡命した民主活動家3人が20日、都内で会見し中国政府が国外に逃れた中国人に対しても弾圧を強めていると訴えました。 会見を行ったのは香港の民主活動家で現在は欧州に亡命中のフィン・ラウ氏ら3人で、3人は香港当局から国家安全維持法に違反した疑いで指名手配を受けています。 3人は中国政府が国外に逃れた中国人に対しても監視や嫌がらせを行っていると訴えました。 香港の民主活動家 サイモン・チェン氏 「中国共産党から追加措置としてパスポート剥奪の可能性について言及がありました」 また中国が国外に拠点をおくいわゆる「秘密警察」を通じて民主活動家らへの監視を強めていて、自らも「外で食事中、中国の当局者とみられる人物に監視を受けた」などと話しました。 その上で「中国による政治的迫害に日本政府が強い立場を取るよう強く求める」と訴えました。 さらに中国が世界各国の地方自治体や企業、教育機関に資金を提供するなどして世論工作を行っていると述べて、中国による影響力拡大に警鐘を鳴らしました。