現存する唯一の「ベレー」ブランド「LAULHÈRE(ロレール)」が歴史を超えて愛される理由
LAULHÈRE3大定番と呼ばれるアイテム
ベレーひとすじで歩んできたLAULHÈREにはさまざまなバリエーションが存在する。その中でも3大定番と呼ばれるアイテムを紹介してもらおう。 「今回はウール素材のアイテムをご紹介させていただきますが、LAULHÈREのウール素材のベレーは全てピュアメリノウール[2]100%の高品質なものを使用しています。最初に見ていただきたいのは『CAMPAN(カンパン)』という定番中の定番モデルです。
ブラックとネイビーが基本色で、内周は頭周りに合わせた54cm~62cmまで1cm刻みのサイズでご用意しておりまして、それに加えて直径も9インチ・10インチ・11インチの3パターンから選べるので、自分にピッタリのベレーが見つかると思います。頭周り62cmまで展開しているため、男性に一番人気のモデルです」
「次の『BASQUE(バスク)』というモデルで定番の中ではいちばんプライスが高く、サテン素材の裏地で内側にはやわらかいレザーのベルトを使用しています。レザーベルトの被り口のパイピングは配色使いになっており、被るとワンポイントのアクセントになります。カラーバリエーションも豊富でサイズはS(55~56cm目安)M(57~58cm目安)L(59~60cm目安)の3サイズを展開しています」
「定番モデル最後は『AUTHENTIC(オーセンティック)』です。LAULHÈREのエントリーモデル的な存在で、定番の中ではプライスもいちばんリーズナブルです。 内側のレザーのベルトはなく、フリーサイズなので小さかったら手で伸ばせるのですが、たとえば東京日比谷の直営店ではサイズを広げる機械もあるのでお店でも承っています。こちらもカラーバリエーション豊富に取り揃えています」
エチケットと呼ばれるブランドタグ
羊飼いがみんな同じベレーをかぶっていて見分けがつかないので自分たちの屋号のマークを入れはじめたことから、エチケットと呼ばれるタグが誕生していったといわれている。こうして屋号がつくことでブランド化していき、ベレーがかぶりもののひとつとしてカテゴライズされるきっかけになったのかもしれない。ここでもうひとつLAULHÈREのアイコニックなモデルを紹介したい。