新型「CBR600RR」クイックシフター標準装備!価格は3万3000円ダウンの157万3000円で発売!
ホンダはミドルクラスのスーパースポーツ「CBR600RR」の新モデルを発売する。従来モデルにクイックシフターを追加し、IMUやリアショックを改良。カラーバリエーションは新たにマットブラックが追加され、全2色となる。 新型「CBR600RR」クイックシフター標準装備!価格は3万3000円ダウンの157万3000円で発売!画像ギャラリー(9枚) 発売は2024年2月15日(木)、価格は157万3000円から。
クイックシフター搭載で実質値下げ!? IMUは6軸に強化、足つきも改良
2003年発売の大型SS「CBR600RR」は、CBR1000RRのスタイリングをミドルクラスに落とし込んだレーシーなモデル。度重なるモデルチェンジの中で、当時の最新レースシーンの技術をフィードバックしながら進化を続けてきたが、2014年のモデルチェンジを最後に一旦販売を終了。ところが2020年、スタイリングや装備を一新して復活を果たした。599ccの水冷並列4気筒DOHCエンジンは121PS/14,000rpmを発揮し、5軸IMU搭載による車体制御、ライドバイワイヤの採用などで戦闘力を向上。さらにカウルにはウイングレットを備え、GPマシンさながらのスタイルも獲得している。 そんなCBR600RRだが、最新型は今年の鈴鹿8耐での展示、および11月に欧州で正式発表され、日本への導入が待ち望まれていた。新型ではスタイリングこそ大きくは変更されていないが、クイックシフターを標準装備することでシフトアップ/ダウン操作をスムーズ化。さらに従来5軸だった車体制御システムのIMUを6軸に強化、車体の角度、加速度を正確に検出し、ABSやHSTC(ホンダ セレクタブル トルク コントロール)との組み合わせにより、操作性能の向上を遂げている。車体装備では、排気系のデバイス、サスペンションの軽量化により重量が1.0kg軽減。またリアショックはプリロード調整範囲を変更し、シート高を最大10mm低くすることも可能になった。このため従来から足つきも向上。なお、サイドスタンドの形状も改良されている。 そんな新型CBR600RRだが、発売は2024年2月15日(木)。カラーバリエーションは一部グラフィックが変更された、レッドベースのトリコロール「グランプリレッド」に加え、マットブラックの「マットバリスティックブラックメタリック」が登場し、全2色のラインナップだ。価格はカラーによって異なり、マットバリスティックブラックメタリックが157万3000円、グランプリレッドが160万6000円。グランプリレッドは従来から価格変更がないどころか、ブラックではむしろ3万3000円の価格ダウンとなった。年間販売台数は1500台が予定されている。
CBR600RR(2024)主要諸元
・全長×全幅×全高:2,030×685×1,140mm ・ホイールベース:1,370mm ・シート高:820mm ・車重:193kg ・エンジン:水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ 599cc ・最高出力:121PS/14,250rpm ・最大トルク:6.4kg-m/11,500rpm ・燃料タンク容量:18L ・変速機:6段リターン ・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17 ・価格:157万3000円~
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