意外と知らない「iPhone」と「Android」の国内シェア、その差は想像以上?
「iPhone X」から一気に高くなっているのは明らかであり、続くiPhone XSもさらに値上がりしており「高い」という印象が強いです。 iPhoneの高価格化が一気に進んだことから「次の買い替えタイミングではiPhoneではなく、お手頃なAndroidに機種変更しよう」と決めた方が一定数存在し、その影響で5年程度かけてじわじわとiPhoneのシェアが減退してきた可能性があります。 ■高価格化に見合う新機能や魅力をアピールしきれていない可能性も iPhone自体が「高価格化」に見合う新機能や魅力をアピールしきれていない可能性もあります。たとえばiPhone 12の場合、4モデルすべてが5Gに対応していましたが、発売当初の2020年は5Gは全国的にまったく普及していなかったと言っても過言ではありません。またチップ性能の改善やカメラ性能の改善は興味深い内容でこそあっても、10万円以上する端末を短期で買い替えるほどのトピックかと言えば何とも言えない側面もあるでしょう。 またAndroidスマートフォンが急速に性能を向上させ、コストパフォーマンスの良さに加え、カメラ性能や電池持ちなど実用的な面で競争力を高めていったことも、iPhoneの相対的な魅力低下につながった可能性があると言えるでしょう。今後、AppleがiPhoneの価格設定や機能面でどのような戦略を取るのか、そしてそれがシェアにどのように影響するのか、注目が集まります。
オトナライフ