【ばんえい・翔雲賞】トップハンデ・ライジングサンが抜け出す…鈴木恵「最高の仕上げをしてくれた」
2月4日、帯広競馬場で行われた11R・翔雲賞(BG2・3歳牡・ダ直200m)は、鈴木恵介騎乗の1番人気、ライジンサン(牡3・ばんえい・大河原和雄)が勝利した。2着にミチシオ(牡3・ばんえい・槻舘重人)、3着にウルトラコタロウ(牡3・ばんえい・槻舘重人)が入った。勝ちタイムは1:49.3(馬場水分1.7%)。 2番人気で島津新騎乗、フレイムファースト(牡3・ばんえい・金田勇)は、7着敗退。 スタートから勢い良く全馬飛び出し、第一障害をほぼ一列に並んだまま越えていった。道中はホクセイハリアーがわずかに抜けだしますが、各馬ほとんど離れず一団のまま第二障害に進行。第二障害ではホクセイハリアー、ユーフォリア、ウルトラコタロウ、コトブキテンザンの外4頭がほとんど同時に仕掛け、それに続く形で各馬が仕掛けていく。その中でホクセイハリアーとウルトラコタロウの2頭がほとんど同時にすんなりと障害をクリア。ミチシオ、ユーフォリア、ライジンサン、フレイムファーストの順で続いた。障害を下りた勢いでホクセイハリアーが抜け出すが、2番手争いをするミチシオとウルトラコタロウの間からライジンサンが強襲、残り20m付近で一気にかわし先頭にたった。ゴール前、ミチシオがじわじわと迫る中、ライジンサンがしぶとく粘りきりゴール。12月のヤングチャンピオンシップに続く連勝で見事重賞2勝目を飾った。 2着は最後までライジンサンに食らいついたミチシオが入り、3着はウルトラコタロウが入った。ライジンサンを管理する大河原和雄調教師は翔雲賞を初制覇。騎乗した鈴木恵介騎手はキングフェスタで制した2022年以来2度目の制覇となった。 1着 ライジンサン 鈴木恵介騎手 「嬉しいです。今日は10kgのハンデがあったので、そこをどういう風にカバーするかを考えながら騎乗しました。道中の位置取りも良い位置がとれ、障害は良い馬なのであとは下りてからどこまで保てるかと思いながら騎乗しました。前にいた馬の脚色が悪くなっていたので差せると思っていましたが、最後までミチシオが頑張っていた中、ライジンサンも本当に最後まで止まらないでよく頑張ってくれました。大河原調教師が完璧に仕上げてくれたのでよかったです。この重量でこのタイムが出せるということは本当に最高の仕上げをしてくれたおかげです。最後のイレネー記念目指して頑張りたいと思います。また応援をお願いします。ありがとうございました」