来館者900万人を達成した近代美術館外観（松本和幸さん撮影）

　埼玉県の県立近代美術館（さいたま市浦和区）の来館者が、1982年11月3日の開館以来900万人を達成した。 埼玉の推計人口、4カ月ぶりに減少　7月は733万1705人　人口増の街3位は久喜、2位は東松山　気になる1位は

　900万人目の入館者は、市内在住の福島佳子さん親子。福島さんには、名品選カタログとミュージアムショップ・オリジナルグッズの3点セット（トートバッグ、ポストカード、クリアファイル）、企画展の招待券が贈呈された。福島さんは「長女の夏休みの課題のため来館した。長女も次女も美術館に来るのは初めて。良い記念になった」と話し、早速企画展を家族で楽しんだ。 　現在開催中の企画展は、深谷市出身の美術作家、吉田克朗の回顧展「吉田克朗展　─ものに、風景に、世界に触れる」（前期18日まで、後期は20日～9月23日）。観覧料は、一般1100円、大高生880円（710円）。中学生以下と障害者手帳提示の場合（付き添い1名を含む）は無料。 　同館では、入館者900万人達成を記念して、ミュージアムショップで「吉田克朗展」の図録（税込み3960円）を購入した先着50人にポスター（非売品）をプレゼント。 　開館時間は午前10時～午後5時半（展示室への入場は5時まで）。月曜休館。入館無料。MOMASコレクションや夏休みの子ども向け体験事業なども行っている。

　問い合わせは、同館（電話048・824・0110）へ。