【K-1】ブアカーオと準々決勝で戦うコプリヴレンスキー「彼の弱点を把握しているので倒すためにベストを尽くし、勝つための目的を見失うことなく戦う」
2024年7月7日(日)東京・国立代々木競技場第二体育館『K-1 WORLD MAX』にて行われる、「K-1 WORLD MAX 2024 -70kg世界最強決定トーナメント」の決勝戦に出場するストーヤン・コプリヴレンスキー(ブルガリア)のインタビューが主催者を通じて届いた。 【写真】キャッチコピーは「伝説か、現実か」ブアカーオvs.コプリヴレンスキー “不沈艦”コプリヴレンスキーは、現GLORY世界ライト級(-70kg)2位の強豪で、2017年には現GLORY世界ライト級王者のティジャニ・ベズタティに勝利。2022年12月に初来日し、RISEのリングでシュートボクシング王者の海人と激闘を繰り広げた。2024年3月のMAX開幕戦ではカスペル・ムシンスキと対戦し判定負けも、オウヤン・フェン欠場で敗者復活のチャンスが巡ってきた。 準々決勝で“ワイルドカード”の2004・2006年K-1 WORLD MAX世界トーナメント優勝者ブアカーオ・バンチャメーク(タイ)と対戦。生ける伝説とGLORY世界ランカーとの対決で注目が集まっている。 ■ブアカーオが僕の憧れでした ――MAX開幕戦のムシンスキ選手との試合は、最終ラウンドでダウンを奪われての逆転負けとなりました。 「とても残念でした。おそらく、ダウンするまではポイントで勝っていたはずなので、最後の最後でダウンを奪われて負けたことは本当に悔しかったです。すぐにモチベーションを立て直さなくてはいけなくなり、ジムで一生懸命に練習をしていました」 ――あなたは過去の実績からも優勝候補と呼ばれていました。対するムシンスキ選手は、ほぼ無名のファイター。あなた自身は、彼のことを知っていましたか? 「彼のことは戦う前までは知りませんでした。だけど、非常に強い相手で、底力があり粘り強い相手だとわかりました。彼が勝つ流れになってしまったので、次は必ず自分が勝ちます」 ――オウヤン・フェン選手の欠場で突然のオファーでした。コンディション含めて、試合を受けることに迷いはなかったでしたか? 「驚きはしましたが、もしかしたら誰かが怪我するんじゃないかという予感もありました。祈っていたわけではありませんが、そういう事態のために自分のコンディションを整えておこうと思っていたんです。日本のファンから愛情をこめたメッセージをたくさんもらっていたので、もしかしたら自分の番が来るんじゃないかなと予感はしていました。6月13日のK-1ルーマニア大会も、自分の相手が怪我をして棄権することになったので、なんだかそんな巡り合わせがあるのかなと思っていたんです」 ――オファーがあった時は? 「もちろん他のファイターは怪我してほしくないとは本当に願っていたんですが、先ほども言ったようにオファーが来る予感がありました。来た時は驚きましたけど、嬉しかったというのが本音です。再び、トーナメントに復帰できるのですから」 ――しかも、対戦相手はブアカーオ選手です。 「そう! しかも、ブアカーオというレジェンドと戦えることは、すごく嬉しいですね。子供の頃からキックボクシングやムエタイをやっているので、一番好きなK-1ファイターです。彼の試合はすべて見たし、研究して技を取り入れてもいます。本当に、今回彼と戦えることは光栄です」 ――特にブアカーオ選手が好きだった理由は。 「僕が格闘技を始めたのはムエタイでしたが、彼は蹴りが強く自分も蹴りが強い感覚があったので、たくさんのことを学びました。魔裟斗やアンディ・サワーは、ボクシングも結構強かったので見るのは好きでしたけれども、自分の体に見合ったスタイルといえば蹴り技だったので、ブアカーオが僕の憧れでした」
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