サウジアラビアGP予選でフェルスタッペンが2戦連続PP!ルクレール、ペレスが続く…角田裕毅は今季初Q3進出&5強に唯一割って入り9番手|F1
2024年のF1第2戦、サウジアラビアGPの予選が現地時間8日行われた。 現地ジェッダは日没時間を過ぎ、外気温25度、路面温度は32度まで下がってきた。 【動画】角田裕毅、サウジアラビアGPで予選Q3今季初進出&新品ソフトでのワンチャンスで9番手タイム! なお、今回はFP2まで参加していたカルロス・サインツが虫垂炎で急きょ離脱となったため、リザーブドライバーの18歳オリヴァー・ベアマンがFP3から代役を務め、そのまま初のF1予選に挑むことになった。 18分間のQ1が始まると、メルセデス勢はソフトタイヤを温存する狙いで、ミディアムを装着してタイムを出しにいった。RB勢は残り10分が迫ってから、ようやくトラックへと出てくる。 最後のアタックには、FP3でクラッシュしたチョウ・グァンユも修復を済ませてトラックに出るも、コントロールラインを通過できずにノータイムとなった。 角田裕毅は最後のアタックで1:28.988をマークし、10番手でQ2行きを決めた。Q1敗退となったのはバルテリ・ボッタス、エステバン・オコン、ピエール・ガスリー、ローガン・サージェント、チョウという顔ぶれだった。キックザウバーとアルピーヌはQ1で姿を消す形に。 続いて15分のQ2がスタートすると、メルセデス&マクラーレン勢がまずタイムを出しにいった。その直後、ニコ・ヒュルケンベルグがアタック中にマシントラブルとなり、コース奥にマシンを退避させる。Q2は残り10分台で赤旗中断となってしまった。この時点でガレージから出ていなかったドライバーは得をした形に。 Q2は現地時間20:34から再開とアナウンスされる。グリーンフラッグ後、角田は残り7分で1:28.659を叩き出し、残り5分時点で8番手となった。 残り3分が迫り、各ドライバーはラストアタックへと出ていく。ここで角田はさらにタイムを1:28.564まで短縮して、8番手で今季初のQ3進出を決めた。 Q2敗退の5台はベアマン、アレクサンダー・アルボン、ケビン・マグヌッセン、ダニエル・リカルド、ヒュルケンベルグの5台だった。 18歳ベアマンは惜しくもQ3行きとはならなかったが、初の予選でチャールズ・ルクレールとは0.530秒差という、十分な内容での11番手だった。フェラーリのベアマンがQ2止まりとなった一方で、角田はコンストラクターズ5強に唯一割って入り、Q3行きをつかみ取った。 トップ10のグリッド順を決める12分のQ3では、新品ソフトのストックに余裕があるドライバーは新品を、ストックの少ないドライバーは中古を装着して最初のアタックへと向かった。 一通り最初のアタックを終え、レッドブル勢とフェルナンド・アロンソの3台が1分27秒台に入れる。ユーズドの角田は10番手となった。 そして残り4分となり、各車は最後のアタックへと出ていった。フェルスタッペンは先程のタイムを更新できなかったものの、結局1:27.472が最速のままで2戦連続のPPとなった。 2番手は0.319秒落ちでルクレール。3番手セルジオ・ペレス、4番手アロンソという2列目までの並びになった。 5番手オスカー・ピアストリ、6番手ランド・ノリス、7番手ジョージ・ラッセル、8番手ルイス・ハミルトンと3列目マクラーレン勢、4列目メルセデス勢が続き、角田は新品でのワンチャンスで1:28.547までタイムを短縮し、9番手となっている。10番手は角田から0.025秒落ちでストロールだった。
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