燃料をカラにして胴体着陸 豪で着陸装置故障の小型機
ニューカッスル、オーストラリア、5月13日 (AP) ― オーストラリア南東部ニューサウスウェールズ州で5月13日、乗客3人を乗せたビーチクラフト機の着陸装置が故障したが、小型機は飛行場の上空を3時間近く周回飛行して燃料をカラにした上で、無事胴体着陸に成功した。 双発ターボプロップビジネス機ビーチクラフト・キングエアはこの日、シドニーから約122キロ北東のニューカッスルの飛行場を離陸。180キロ離れた同州のポート・マッコリーに向かったが、午前9時半ごろ、パイロットから管制塔に緊急連絡が入り、着陸装置が故障したという。 ポート・マッコリーの飛行場よりニューカッスル飛行場のほうが、緊急事態の対応に優れているだろうということで、パイロットは出発空港に戻ったとみられる。 パイロットは見事な胴体着陸を敢行。着陸後の火災を防ぐため、燃料と電源を切るなど、すべて教科書通りの段取りで、3人の乗客も全員が無事だった。 (日本語翻訳・編集 アフロ)