南海本線7100系運行55周年記念・旧塗装車両を復刻/和歌山市
南海電鉄は、通勤型車両の7100系が運行を開始してから2024年で55周年を迎えたことを記念して、緑色のツートンカラーの旧塗装車両を復刻し、南海本線と和歌山港線・空港線で運行しています。 南海7100系は1969年に誕生した南海本線の通勤型車両で、輸送力増強のため、初めて両開き式の扉が採用されました。1973年までに156両が量産され、現在も62両が現役で運用されています。 当初は濃淡の緑のツートンカラーで塗装され、昔の南海電鉄のコマーシャルソングにも歌われた「走る電車は緑の電車」を思い起こさせる車両でしたが、1992年から現在のブルーとオレンジのラインカラーに塗り替えられました。 その後、利用者から旧塗装の復刻を希望する声が高まり、運行開始55周年にあわせて、1編成4両で濃淡緑色のツートンカラーを復刻させたものです。また、車体には南海電鉄の昔のエンブレムも取り付けられ、懐かしさを演出しています。 運行区間は、なんば・和歌山港間と、なんば・関西空港間で、期間は8月21日から当面の間としています。