J1残留“決定弾”が「1番の思い出」 クラブ史残る一撃、功労FWがJ2移籍「忘れることはない」
京都FW豊川雄太が大宮へ完全移籍
J1京都サンガF.C.は12月29日、FW豊川雄太が来季からJ2に昇格する大宮アルディージャへ完全移籍することを発表した。退団のコメントでは自身が決めた歴史の残る“残留決定弾”に触れ「1番の思い出」「1週間ほとんどご飯も入らなかった」と胸の内を打ち明けている。 【実際の映像】「あのゴールはこれから先も忘れることはない」 豊川雄太が残留に導いたクラブ史残る一撃 セレッソ大阪から2022年に京都へ加入。その年にJ1で16位となり、参入プレーオフで残留をかけてJ2ロアッソ熊本と激突した。試合は前半39分、京都はセカンドボールの拾い合いから背後にボールを流し込み、豊川が飛び出してくるGK佐藤優也をかわすシュートを決めて先制。後半に追いつかれたが、同点でも残留だったため“逃げ切り”に成功した。 チームの将来を占うゴールを決めた豊川。移籍が決定し、クラブが発表したコメントではチームメイトやスタッフだけでなく、「掃除のおばちゃん、洗濯のおばちゃん、バスの運転手」にも感謝を述べたあとこう綴っている。 「京都での1番の思い出は2022年の残留をかけたプレーオフ、地元のロアッソ熊本との試合です! 1週間ほとんどご飯も入らず、妻が笑いながら心配してきたことを今でも覚えています笑 あのゴールはこれから先も忘れることはないでしょう!」 ベルギー1部オイペンでも伝説のハットトリックで残留させた豊川。そんな豊川のキャリアに深く刻まれた一撃となったようだ。
FOOTBALL ZONE編集部