原油先物上昇、地政学的緊張高まる-OPECプラスの会合控え
(ブルームバーグ): 原油先物相場はアジア時間28日の取引で上昇。イスラエルの部隊との衝突でエジプトの兵士1人が死亡し、中東の緊張がさらに高まった。週末には石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成される「OPECプラス」の会合を控えている。
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は24日終値から約1%上昇し、1バレル=79ドルに接近。27日の米市場は祝日のため休場だった。北海ブレント原油は83ドル近辺で取引されている。
エジプト軍は27日、パレスチナ自治区ガザとの境界にあるラファ検問所で警備に当たっていた兵士1人の死亡を確認した。エジプトとイスラエルの緊張がエスカレートする恐れがある。
シンガポール時間午前7時27分(日本時間同8時27分)時点で、WTI7月限は1.1%高の78.54ドル。ブレント7月限は1.2%高の83.10ドル。
関連記事
原題:Oil Climbs as Geopolitical Tensions Rise Ahead of OPEC+ Meeting(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Sharon Cho