11月22日を「白馬小谷地震防災の日」に! 最大震度6弱 神城断層地震から11月22日で10年 災害の記憶風化させないために…「10年前に僕たちは生まれました」シンポジウムで地元小中学生が防災対策など提案
テレビ信州
最大震度6弱、北安曇郡白馬村を震源とする神城断層地震から11月22日で10年です。生まれたばかりで、当時の記憶がほとんどない地域の子どもたちが、災害の記憶を風化させないために取り組んだこととは…。 小谷小学校5年生 「神城断層地震が起きた10年前に僕たちは生まれました」 10年前の11月22日。白馬村を震源とする神城断層地震が発生。 小谷村、小川村、長野市で震度6弱、震源地の白馬村で震度5強を観測し、県全体で重軽傷者46人、住宅への被害は2400棟以上に上りました。 このうち、全壊した住宅が42棟と最も多かったのが震源地、白馬村です。 生活再建が進んだ、この10年。時間の経過とともに薄れゆく災害の記憶をどう伝えていくのかが、課題となっています。 小谷小学校5年生 「地震を経験していない僕たちでもスパッと割れた鳥居を見ると地震の恐ろしさを感じることができます」 22日は、災害の記憶を伝えて後世につなげていこうとシンポジウムが開かれ、神城断層地震を学んできた地元の小中学生たちは、これからできる防災・減災に向けた提案をしました。 白馬中学校2年生 「地域の大人と中学生で防災について話し合いませんか?いざという時に慌てずに行動できると思います」 白馬村80代 「子どもたちのあれがありましたね全体が立体化して良かった」 白馬村40代(息子が白馬中学校2年生) 「小さい頃なので(息子は)覚えてるかなって感じなんですけど」 「成長したなというか自分事のように思ってくれて勉強になったかなと思います」 シンポジウムではまた、11月22日を「白馬小谷地震防災の日」に定めることが提案され、教訓を生かしていくことを再確認していました。