竹田麗央が首位タイ ゴルフ日本女子オープン 巨人との〝W優勝〟目指し「ふふふ…」
女子ゴルフの日本女子オープン選手権第3日は28日、茨城県大利根CCで行われ、竹田麗央（りお）が67と伸ばして通算8アンダーの208とし、首位に並んだ。 ◇ 迷いがない。「フェアウエーが広いので、思い切って振れてますね」と竹田。スタートの1番（パー4）、グリーンエッジまでの距離は399ヤード。カップはそこから25ヤード奥に切られていた。「2打目はピンまで145ヤード…」と8番アイアンを手にして1メートルに付けてバーディー。逆算すると飛距離280ヤード近くのビッグドライブだった。 6845ヤードというツアー史上最長のセッティングには、竹田の〝飛ばし〟は大きな武器だが〝光る技〟も見せた。 15番（パー4）、バンカーからの2打目は85ヤード、54度のウエッジでクリーンに打ってピン手前1・5メートルに止めた。グリーンを外した17番では58度で10ヤードをチップイン。いずれもバーディーを奪う。「何発かショットミスがあったけど全体的には良かった」。3日目、67のベストスコアで首位タイに躍り出たのもうなずける。 今季、初優勝から6勝を挙げる21歳のシンデレラ。3週前にはソニー日本女子プロ選手権を制し、国内4大大会〝2冠〟も視野に入れた。大の巨人ファンを自認し、「ふふふ、マジックですね。私もプレーに集中して…」と。週末、〝W優勝〟を夢見る竹田がいた。（清水満）
