松下洸平“牧野”「助けたい!」心の病気を抱える小西希帆“羽菜”へ救いの叫び「まさに心の手当て」の声<放課後カルテ>
松下洸平主演のドラマ「放課後カルテ」(毎週土曜夜9:00-9:54、日本テレビ系/※Hulu・TVerでも配信)の第4話が11月2日に放送。心の病に悩む羽菜(小西希帆)と向き合う牧野の姿が描かれ、Xでは「ジーンとなりました」といった投稿が相次いでいる。 【写真】川での事件を目撃し、羽菜(小西希帆)に「なんで」と問う牧野(松下洸平) ■学校医が主人公の保健室ヒューマンドラマ 日生マユの同名漫画(講談社「BE・LOVE」所載)が原作の本作は、世代を超えて多くの読者から愛されている作品を初めてドラマ化。学校医として小学校に赴任してきた、文句ばかりで口も態度も大きい問題の小児科医・牧野(松下)が、鋭い観察眼で“言葉にできないSOS”を見抜き、未来へ向かう子どもたちの背中を押す、保健室ヒューマンドラマとなっている。 ■破壊衝動で悩む羽菜 東多摩第八小学校では、6年生の野外宿泊学校が行われていた。2泊3日で共同生活をして、クラスメイトの知らない一面を見つけていく。参加させられた牧野(松下)は嫌そうな態度を隠そうともしない。児童たちが非日常の空間で楽しむ中、水本羽菜(小西)は浮かない顔をしていた。 羽菜は、ウォークラリーでルートを外れて行動しようとするやんちゃな児童・藤野一希(上田琳斗)とも、同じ班の女子ともうまくなじめずにいた。羽菜を悩ませているのは、7月のある事件。クラスみんなで頑張って作った七夕飾りが、放課後、何者かによってめちゃくちゃに壊されたのだ。犯人だと疑われたのは一希だったが、真犯人は羽菜だった。 たまたま羽菜が七夕飾りを破壊している姿を目撃してしまった一希は、犯人を知りながら秘密を守り続けていた。しかし、羽菜は一希が誰かに本当のことを話してしまうのではないかと、野外学校中も気になってしまう。自分が犯人だとバレたら、クラスに居場所がなくなる。そんな不安が募った羽菜は、衝動的に一希を川に突き飛ばしてしまう。現場を目撃した牧野に理由を問われるも、とっさに「滑って当たっちゃいました…」とうそをつく。 ■牧野の姿に「まさに心の手当て」 その後、牧野は篠谷(森川葵)に川で見た事実を伝える。篠谷が羽菜と直接話そうとすると、一希と羽菜の2人は部屋から脱走していた。自然の中で走り回った羽菜はつまづいた拍子に足首をねんざしてしまう。追いかけてきた牧野が羽菜を救護する中、足首を見るとそこにはひっかき傷のような自傷行為の痕があった。救護室で羽菜に川のことを聞きつつ手当をする牧野。すると、七夕飾りのことや一希とのことをぽつりぽつりと話し始めた羽菜。孤独感や不安感から起こる破壊衝動や自傷行為に悩んでおり、抑えられない衝動に「私は私が怖い」と告白するのだった。 ねんざで負傷した羽菜のことを父親(和田聰宏)に連絡する牧野。荷物があるため、迎えが必要だと伝えようとすると「タクシーに乗るように」と返されてしまう。羽菜の母親(島袋寛子)が家を出て行ってから、父親は羽菜に向き合うことをせず家族関係は破綻していた。一方の羽菜も、過去に母親に言われた言葉がフラッシュバックし、自分を見てくれない父親のこともあり、再び破壊衝動にさいなまれていた。 翌日、ねんざの痛みを理由に学校を休んだ羽菜。抱える悩みを知った牧野は、羽菜の家へと駆けつける。一方、羽菜は衝動により壊した母親の茶碗の欠片を、血がにじむほど握りしめていた。家に着いた牧野だったが、インターホンを押しても誰も出ない。何度か呼びかけると「なんで来たんですか」と羽菜がドア越しで応答する。牧野をかつての母親と重ね「いらなくなったら、壊して捨てるんでしょ!うっとうしいならそういえばいいのに!」と責める。それを聞いた牧野は「お前を助けたい」と訴えるのだった。 精神的な病気の児童と向き合う牧野の姿が描かれた第4話。SNSでは「毎話泣いてる」「まさに心の手当て」「ジーンとなりました」「生徒の心を開くことは出来るのかな」「涙が溢れた」といった投稿が相次ぎ、反響を呼んでいる。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部