家庭訪れ「5年生以下の子は」「体操服回収させて」 市教委名乗る不審事案 5月末から兵庫・加古川で3件
兵庫県加古川市内で、同市教育委員会の職員を名乗る人物が家庭を訪問し、個人情報などを聞き出そうとする事案が5月末から3件あったことが5日、分かった。同市教委学校教育課によると、個人情報の流出など被害は確認されていないが、注意を呼びかけている。 【写真】「あなたの住民票が取得されました」誰がなぜ? 市役所から突然の通知 同課によると、市内の加古川、氷丘、平岡の各地区で不審者の訪問があった。同市教委の職員を装い「5年生より小さい子どもはいるか」「体操服の回収をさせてほしい」などと話してきたという。 事案を受け、同市教委では各学校を通じて保護者に注意喚起を行ったといい、市の「防災ネットかこがわ」でも注意を呼びかけている。同市教委は「職員が突然各家庭に訪問することはない。不審に感じたら警察か市教委に連絡、情報提供してほしい」としている。(宮崎真彦)