ぱんちゃん璃奈、都知事選ポスター批判の中「メンタル落ちてちゃ失礼」KNOCK OUT/一問一答
<KNOCK OUTカーニバル2024スーパーバウト“BLAZE”代々木大会>◇23日◇東京・代々木第2体育館 「都知事選ポスター24枚ジャック」で批判を浴びているぱんちゃん璃奈(30)が、アイリン・ゴンザレス(アルゼンチン)に判定3-0で勝利した。 自分より15センチ身長が低い150センチの相手をやや攻めあぐねたようにも見えたが、試合後の会見ではその理由や、「都知事選ポスター」での炎上についても言及した。以下、一問一答。 -試合を振り返って 「今回は『打ち合わずに勝つ』っていうのをテーマに練習してたので。前回(巌流島バーチャルファイト)が打ち合って負けてるので、そういう作戦でずっとこの2カ月やってきたので。そういう意味では、おもんない試合でもいいから今回は勝つっていうのがの目標でした」 -対戦相手の印象は 「本当に今回、対戦相手のこととか正直あんまり考えてなくて、自分がいつもみたいにぐちゃぐちゃに前に行かないっていうのを意識していただけなので。相手どうのこうのっていうのは気にしてなかったんですけど」 -3Rは蹴りがよく出て、ぱんちゃん選手のスタイルだったと思うんですが、1、2Rはペースがつかめなかった 「ペースがつかめないというよりも、自分が打ち合いに前に行かないっていう試合が出来た事がないので、1Rはとりあえず様子を見るというか、距離を取るというか。あと左をいつも殴ることしか使えてなかったのを、防御の意味で(前に置いて)。殴るためにしか今まで両手を使ってなかったので。ディフェンスを重視するっていう意味で、今回は初めて戦ったかなっていうふうに思います。それができたのがプロ19戦目で初めてかなと。鼻血が出なかったのも久々なので」 -1Rは取れてないと思ったから、3Rは攻めにいった 「1、2は正直、自分ではイーブンだと思ったんですよ。でも3でいけると自分でも思ってたし、そうトレーナーとも話してたので。1、2で冷静に戦って、3で取りに行くっていうのも話してたので。そこは落ち着いてましたし、万が一、延長になっても戦えるぐらいの体力と落ち着きはありました」 -相手の身長がかなり低かったんですけど、それで戦いにくかったこともありましたか 「いや百花選手とか今まで戦ってきた選手で150センチの選手もいっぱいいるので、そこはないですね。あとサウスポーとかスイッチの選手も今まであんまり戦ってきたことなかったんですけど、そういうのもあんまり関係なくて。本当に自分の動きを出すっていうことしか今回は考えてないので。本当に相手のことをそんなに気にしてなかったですね。それが自分の成長につながっていく試合なのかなと思ってるので」 -試合前におっしゃっていた進化した姿を見せるというのは、今回はディフェンスするぱんちゃんを見せるということ 「トレーナー(team AKATSUKIの良太郎選手)がうんうんってうなずいてるんですけど(笑い)、結果的に見るとすごい面白くない試合っていうのもわかるし。なんで打ち合わないの? 今回なんで前に行かないの? って多分みんななると思うんですけど、それでいいって言われてたので。この間はそれでも前に行っているから、自分よりフィジカルがある相手とか大きい相手とかの時に負けるから。ポイントアウトでいい、おもんなくていいから、判定でいいからって、そう言われていたので。その戦いを信じて徹底したなって」 -ぱんちゃん選手の次の試合で(巌流島バーチャルファイトで負けて)リベンジを目指すルシア選手が、NA☆NA選手に敗れてしまった 「でもそれもトレーナーが『多分NA☆NA選手がぐちゃぐちゃに勝つと思うよ』って言っていたので。普通にNA☆NA選手が強かったのと、まあ自分が勝てなかっただけなので。そこは何とも思わないんですけど、またいつかリベンジできたらいいなとは思ってます。あとやっぱり打ち合いでは自分は勝てないと思っているので、(ルシア選手は)自分よりフィジカルがあったので、その戦いでは今後も勝てないなと思っているので、戦い方を変えないと、と思ってます」 -今回、リング外の話題を集めてリングに上がった 「大炎上は何度かしてるんですけど、今回本当に悪い意味でいろんな注目は浴びてるんですけど、前回(サイン偽造の詐欺容疑で不起訴になった時)も代々木第2体育館の時に復帰戦で、その時も炎上してたし。今回もそうなんですけど、まあリングに上がる時にはそれは一切、正直、自分は関係ないと思ってるので。あくまで、プライベートは炎上してても、リングに上がる時は本当にプロ格闘家として命かけてやってるので、そこは影響はなかったです」 -巌流島バーチャルファイトで負けた後のこの試合の勝利ということで、いつもの勝利と違った部分はありますか 「なんか初めて、プレッシャーがちょっとあったというか。皆さんも多分知ってると思うんですけど(笑い)、結構メンタル強いので、プレッシャーに感じることっていうのは普段ないんです。ぶっ殺してやろうくらいの気持ちでリングに上がってるんですけど、(前回)初めて負けて、2連敗したら自分は引退しなきゃいけないなとか、そういうふうに感じてたので。何が何でも今回勝たないと、もう未来がないなって正直思ったので。勝ちに徹した戦いをする必要があったかなっていうふうに思いました」 -試合前の出来事は自分の考えがあってのことなのか、あまり深く考えずに誘われたからやったら予想外の反応があったみたいなことだったのか 「ちょっと言葉を考えてしゃべらないといけないですか? これ。今ついてくださってるJOBitさんの案件で、今回都知事選のやつをやらせていただいて。うん、ノーコメントにしますか? トレーナーさんにノーコメントで行けって言われてるんです(笑い)。あのまた(記事の)見出し、ノーコメントで大丈夫です。ノーコメントでお願いします。 -(前日会見では)試合の前だからノーコメントって言っていた。でも今の言い方だと永久にノーコメントっていうこと 「トレーナーさんとやっぱり(KNOCK OUT代表の山口)元気さんとかと話さずに先に発言をしてしまうと、また元気さんがちょっと悲しむと思っているので。元気さんに相談した上で発言しなきゃいけないなって今回思ってます。私の口から今言うと、多分記事がもっと出ちゃうので、1回元気さんに聞いてみますね」 -メンタルが強いっていうお話だったと思うんですけど、メンタルを強く保つ秘訣(ひけつ)みたいなのは 「それ、絶対記事でバズらせようとしてますよね(笑い)。いや、絶対バズらせようとしてますね。『ぱんちゃん璃奈のメンタルを強く保つ方法』みたいな。なんか別に格闘技とか、試合とか、アンチとかもそうですけど、それよりもやっぱり辛いこととかしんどいこととかも多かったので、それが辛いっていうふうにあんまり思わないっていうだけですかね。格闘技ができてることが幸せですし、応援してくださるファンがいることが幸せですし、スポンサーさんがついてくださってることが幸せですし、仲間がいることとか家族がいることが幸せなので。現状が恵まれてるっていうふうに思ってるので。あと夢を全力で追いかける環境にあるので、メンタルが不安定になる要素がないかなと思っています」 -常に自分の周りが充実してる 「そうですね、自分がやりたいこともあるし、支えてくださっている方々がいるので、これでメンタルが落ちてるじゃ失礼かなと思います。環境がいいのに」