筒状の物体に「対戦車榴弾」のラベル…周辺住民が一時避難 自衛隊の弾薬ケースと判明 北海道砂川市
HTB北海道ニュース
■段木涼太アナウンサー: 「車道の脇に砲弾のようなものが落ちています。周りを赤いコーンが囲んでいます。」 住宅街が一時、騒然となりました。 26日午前9時半ごろ、北海道砂川市吉野2条南3丁目で通行人の男性から「道路に不審物が落ちています」と警察に通報がありました。 警察によりますと道路に落ちていたのは直径およそ20センチ、長さおよそ80センチの筒状のもので「対戦車榴弾」と書かれたラベルが貼ってあったということです。 ■段木涼太アナウンサー: 「現場付近の道路は車や人の通行が規制されています」 警察は砲弾のようなものとして半径100メートル以内の住人などに避難を呼び掛けました。 ■周辺住民: 「筒状のもので黒く巻いてあるので白い帯状のものが貼ってありました」 「びっくりしました。静かなマチでどうしたら落ちるんでしょうね。」 ■段木涼太アナウンサー: 「いま自衛隊員が触れたり中を覗き込んだりしています」 「なにか道具を使って作業をしています」 そして、通報からおよそ2時間半後。 ■段木涼太アナウンサー: 「いま自衛隊が砲弾のようなものを持ち上げました。」 自衛隊によりますと落ちていたものは自衛隊の「サイバーケース」と呼ばれるもの。 射撃などの訓練の際に弾薬を入れるケースで中を調べた結果、弾薬は入っていなかったということです。けが人も出ることはなく、正午前に回収されました。 ただ、この「サイバーケース」、取材を進めると、近所の住人から気になる話しが…。 ■住民: Q何日ぐらい前から見た? 「私は2日前ぐらいから見た別に気にもしなかったゴミだと思った」 「産廃の誰が落としたと思っていた」「自衛隊さんも呑気だね。」 自衛隊は、回収したケースがどの部隊のもので、いつから落ちていたのか確認を進めています。
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