結局、会社員とフリーランスのどちらがいいのか。フリーになって3年半の佐久間宣行が辿り着いた結論 「衝動の解像度をあげるのが大事」
これからに向けて「変な仕事」をしていきたい
──今回の本は「会社との付き合い方」の要素が大きいですが、フリーランスが社会とどう付き合うか、という本もすごく需要がありそうですね。 でも、この3~4年の僕の生き方って特殊すぎないかな。僕だからできた働き方なんですよね。 とはいえ、それも1個ずつ解像度上げていけば役に立つことはできると思うんですけど。今は自分を見つめ直してなにがよかったか、なにがだめだったかを考えている最中です。 ──佐久間さんが先駆者として始められたことを、後追いで始めている例も増えましたよね。 みんな配信でバラエティ作ってるしね(笑)。あとちょっとしたら、元テレビ局員の書籍ブームもくるんじゃないのかな? だから、今は人と違う変な仕事をやりたいんですよね。 ──変な仕事? 今、日曜の深夜にショート連続ドラマをやってるんです。大きなお金が動くわけではないのになんで、と言われたりしますが、5~10年後にまた当たるんじゃないかとも思っていて。だったら今のうちに知見を積んでおこうかなと。 それに、今年は広告にもトライしているし。30代の頃に子ども番組(編註:「ピラメキーノ」のこと)を作って、なにやってんの? って言われたんですが、そういうことをもう1回やる時期かなと思っています。 ──新しい仕事の芽を育てていくと。 最近気になってるのは、ゲームなんですよ。ちょっと準備していることがあって。いつか形になったら発表するつもりなんですけどね。 ──おお! 楽しみに待っています! 取材・文/谷頭和希 撮影/杉山慶伍
---------- 佐久間宣行(さくま のぶゆき) 「ゴッドタン」「トークサバイバー!1・2」「インシデンツ1・2」「LIGHTHOUSE」などのテレビ番組、配信作品を手がける。「オールナイトニッポン0(ZERO)」の最年長パーソナリティの他、バラエティ番組のMCとしても活躍。著書に『佐久間宣行のずるい仕事術 ―僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』(ダイヤモンド社)など。YouTube チャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」は登録者数200万人を突破(2024 年6月現在)。 ---------- 谷頭和希(たにがしら かずき) チェーンストアやテーマパーク、都市再開発などの「現在の都市」をテーマとした記事・取材等を精力的に行う。「いま」からのアプローチだけでなく、「むかし」も踏まえた都市の考察・批評に定評がある。著書に『ドンキにはなぜペンギンがいるのか』他。現在、東洋経済オンラインや現代ビジネスなど、さまざまなメディア・雑誌にて記事・取材を手掛ける。講演やメディア露出も多く、メディア出演に「めざまし8」(フジテレビ)や「Abema Prime」(Abema TV)、「STEP ONE」(J-WAVE)がある。また、文芸評論家の三宅香帆とのポッドキャスト「こんな本、どうですか?」はMBSラジオポッドキャストにて配信されている。 ----------
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