今も毎日視聴される東日本大震災の映像――業界トップ・テレ朝報道CHが伝える、YouTubeと防災の親和性
■一番見られている動画は東日本大震災の津波 ――これまで、印象的な再生数の伸び方をした動画があれば教えてください。 ■「2011年3月11日 東日本大震災 宮古市を襲った“黒い”巨大津波【まいにち防災】」 佐藤:「まいにち防災」を立ち上げた際に掲載した東日本大震災3.11の津波の動画は、3,800万回再生を超え、チャンネルで一番の再生数を記録しています。現在も、毎日のように新しいコメントが投稿され、視聴され続けています。
■「オウム事件の真実…“幻の核武装計画”とは? 地下鉄サリン事件の真相は?【2020年3月放送】」 山野:ドキュメンタリーは昨今大きく伸びている分野。この動画もすでに1,000万回近く見られています。制作したディレクターはほかにも、警察庁長官狙撃事件や刑務所などのドキュメンタリーに携わっており、いずれも高評価を得ています。また、テレビ朝日系列をあげて制作しているドキュメンタリー番組『テレメンタリー』からも長く見続けられる動画が生まれており、視聴数だけでなく、チャンネル登録者増という点でも大きく貢献してくれています。
■「台風対策『窓ガラスに養生テープ』にプラス 飛散防止役立つものとは【ファスト防災】 #shorts」
佐藤:いわゆるライフハック系の動画です。日常使いのアイテムに、ちょっとした工夫を施すことで災害時や防災に役立つ例をシリーズで紹介しています。内容やテンポがショート動画との相性がよく、若年層にもリーチできています。この展開で得た知見を活かして、今後はショート記者解説など次なるオリジナルコンテンツ開発を進めていきます。 ――ありがとうございます。後編では、今後伸ばしていきたい点についてもお話をおうかがいします。
八木ひろか