【発表】都道府県「会社員の平均給与」最新ランキング…<給与大幅上昇!>でベスト5にランクインした「意外な県」
都道府県別会社員の平均年収…地域格差は解消傾向
続いて、都道府県別に会社員の平均給与をみていきましょう。47都道府県の中で、全国平均を上回ったのは6都県。トップはやはり「東京都」で平均月収で36.85万円、年収で580.73万円。「神奈川県」「大阪府」「栃木県」「愛知県」と続きます。 一方で、会社員の平均給与が最も低いのは「青森県」で、トップの「東京都」との差は、月収で11万円、年収で200万円弱となりました。ただトップと最下位との差は前年223万円よりも縮まりました。 【都道府県「会社員の平均年収」上位5、下位5】 1位「東京都」368,500円/5,807,300 2位「神奈川県」350,400円/5,709,400 3位「大阪府」340,000円/5,456,000 4位「栃木県」323,000円/5,352,100 5位「愛知県」321,800円/5,320,400 ------------------------------------------------------------- 43位「山形県」255,800万円/4,013,100万円 44位「沖縄県」265,400万円/3,922,900万円 45位「宮崎県」254,300万円/3,900,900万円 46位「鳥取県」258,300万円/3,898,200万円 47位「青森県」249,900万円/3,838,400万円 ※数値左より月収/年収 また特筆すべき点は、4位の「栃木県」。前年全体15位から大きく順位をあげました。給与の上昇率でもトップで、前年比月収で108%、年収で112%を記録しています。一方で給与の増加率でみていくと、月収で前年を下回ったのは11都県、年収では13都県となりました。 【都道府県別「会社員の平均年収」上昇率上位10】 1位「栃木県」108.90%/112.71% 2位「北海道」107.77%/108.76% 3位「富山県」104.52%/106.02% 4位「神奈川県」104.41%/105.88% 5位「愛媛県」104.60%/105.64% 6位「福島県」104.29%/105.21% 7位「京都府」103.40%/104.72% 8位「沖縄県」105.32%/104.49% 9位「岩手県」102.89%/104.43% 10位「鹿児島県」104.80%/104.12% ※数値左より月収の上昇率/年収の上昇率 ※順位は年収の上昇率による あくまでも平均値によるものですが、賃上げの流れは、全国に行きわたっているとはいいがたい状況だったようです。ただ今年の春闘では大幅な賃上げ回答がニュースになりました。来年は、すべての地域で前年を上回る給与が期待できるかもしれません。 [参考資料] 厚生労働省『令和5年賃金構造基本統計調査』