【シーホース三河】三遠とのフィジカルゲームに競り負けて連敗も内容は改善 ライアン・リッチマンHC「この強度をスタンダードに」
須田侑太郎の言葉で意識が変化してきた久保田
この日、チーム最多の7アシスト、チーム2位タイの11得点を記録した久保田。今シーズンはコート上で選手を集めてハドルを組む姿が目立つ。この点について久保田は言う。 「すっさん(須田侑太郎)のアドバイスの影響かもしれません。試合中はもちろん、オフコートの時も2人でよく話すことがあるんですけど、すっさんは『もっとポイントガードがチームメートを集めて話をしたり、セットの確認をしたりしたほうがいいよ』と。コーチが準備してくれたセットはありますが、それに対してポイントガードがコールし、オフェンスのリズムを作り、チームを動かす。それをもっとやったほうがいいと思うと言ってくれて。それが自然と出ているのかもしれません」 開幕前に「今シーズンは得点にもこだわりたい」と話していた久保田。まだ4試合を終えただけだが、久保田の平均得点は昨年より増えている。一方、チームの平均得点が73.0点とやや低いのは気掛かりだ。その点について久保田は「必ず改善できる」と話す。 「たしかに得点を取るべき選手が取れていないのが現状です。でも、もっと得点が取れるポテンシャルがあるのを知っています。今はただシュートが入っていないだけで、自分の役割は優大(西田優大)がプレーしやすい環境や、すっさんが気持ちよく打てる状況を作っていくこと。練習で確認しながらやっていけば、得点は自然に伸びていくと思っています」 GAME2の勝敗を決定づけたのは三遠の大浦と佐々木隆成、2人のポイントガードだった。先輩の柏木真介(現三遠)は「チームの勝ち負けはガードの責任」とよく言っていた。敗戦という結果を受けて、久保田は「その通りだと思います。今日は向こうの2人が上だったんだと思います」と認める。負けは認めるが、あくまで”今日は”だ。負けん気の強いポイントガードは、この悔しさを胸に成長を誓う。