約2年ぶり復刻…伯雲軒「ブドーパン」の味を次世代へ 境港のソウルフードを地元の小学生に寄贈(鳥取)
山陰中央テレビ
境港市民のソウルフードとして愛されながら製造元が廃業し、幻の味となっていた「ブドーパン」が約2年ぶりに復刻され、12日、市内の児童たちにプレゼントされました。 境港市民のソウルフードとして、約70年にわたって愛された「ブドーパン」。2年前に製造元の「伯雲軒(はくうんけん)」が廃業し、惜しまれながら販売を終了しました。しかしその後、島根県松江市の食品会社が事業を承継、2024年3月に復刻販売を始めました。よみがえった「ブドーパン」を子どもたちにも知ってほしいと、復刻販売を手がける会社の社員と伯雲軒を経営していた男性が、鳥取県境港市の境小学校を訪れ、全校児童253人に「ブドーパン」をプレゼントしました。 女子児童: 美味しそうで、家で家族と分けて食べてみたいと思いました。 男子児童: 凄い美味しそうで、家で美味しく食べたいと思います。 アレルギーなどに配慮して、家庭に持ち帰ってから味わうことになっていましたが、「ブドーパン」のことを初めて知り、食べるのを待ちきれない様子の児童もいました。 八雲ことぶきフーズ・神藤優斗さん: お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、食べてきたと思うんですけど、これから次世代を担う子供たちにとって、地元にあるソウルフードであるブドーパンを知っていただきたい。 この会社では今後、境港市内の6つの小学校すべてにブドーパンを贈ることにしています。
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