東尾理子さん「ママ友と“性教育の出前授業”をはじめました」発信続ける理由は?|VERY
プロゴルファー、タレントとして活躍する東尾理子さんは、自身の経験から性教育や不妊治療の啓発活動を続けています。今年、理子さんは妊娠、出産など性にまつわる自己決定権「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」の理念を広めるべく、アワードを立ち上げました。「VERY賞」など授賞式の様子をお伝えするとともに、理子さんに今の思いを伺いました。
VERY賞も決定! 今年のアワード受賞者は?
──理子さんが実行委員長を務める「リプロダクティブヘルスアワード」について教えていただけますか? 「自分の体や性にまつわることを、その人自身の意思で決められる」というリプロダクティブヘルスの理念の普及のために、性や生殖に関わる優れた取り組みをしている⼈物、団体、商品サービスなどを公募しました。たくさんの応募者から刺激的なアイデアをいただき、最終的に今回は11の賞を設け44組を表彰しました。 ──VERY賞も設けられ、タレントのSHELLYさんらが受賞しました。SHELLYさんは若い世代に性の正しい知識を持ってもらいたいと、YouTube「SHELLYのお風呂場」で精力的に発信を続けられています。 性を学ぶことは、自分を守り、自分らしい生き方を選ぶことにつながるというのがSHELLYさんの思い。これは今回のリプロダクティブヘルスアワードの主旨そのものです。VERY読者と同じく、SHELLYさんも同じように出産、育児を経験し、子ども達の未来をより良くしたいと考えている仲間だと思い、今回「VERY賞」に選定しました。私自身、こういった活動をしていても、性に関する知識をいつ子どもにどうやって伝えていけばいいかは迷ってしまいます。SHELLYさんの活動はとても参考になります。
子どもとお風呂の中で話していること
──同じくVERY賞を受賞した特定非営利活動法人のHIKIDASHIも学校や家庭などへの性教育の出張授業を積極的に行っています。 HIKIDASHIさんは2022年に活動をスタートしたばかりですが、性教育の講演回数は2023年度で76回とアクティブに活動されています。子どもたちだけでなく、教育者や保護者に向けても発信し、親も社会も一緒に学んで、世の中を変えていこうと活動される行動力に共感しました。 ──SHELLYさんもHIKIDASHIさんも「大人がどうアップデートしていったらいいか」を教えてくれます。それが、親にとっても大きな学びになると感じます。 子どもが学んでも親がついてこられないと、世の中は変わりませんよね。小3と年長の娘とは一緒にお風呂に入って、デリケートゾーン専用のボディーソープを使っています。なくなると、娘たちのほうから「買ってきて」と頼まれるようになりました。早いうちから、「ここは大切な場所だよ」と教えています。