頼総統、日本との経済協定締結に期待 野田元首相と面会/台湾
(台北中央社)頼清徳(らいせいとく)総統は21日、立憲民主党の野田佳彦元首相と台北市の総統府で面会した。台湾と日本は半導体、人工知能(AI)、次世代通信などの分野で協力することや経済連携協定を締結することに期待を示した。 また日本政府や野田氏を含む日本の友人が台湾海峡の安全を重視していることに感謝を表明。台湾は防衛力を強化し、日本と手を携えて地域や世界の平和と安定を守っていくと述べた。 これに対し野田氏は、力による一方的な現状変更の試みに反対するなど、両岸(台湾と中国)問題の平和的解決を促すメッセージを国際社会に発信し続けると応じた。 野田氏は20日から22日までの日程で訪台している。21日には台北で開かれた外交部(外務省)主催の国際フォーラム「ケタガランフォーラム」で講演した。今回の訪問には立民の手塚仁雄衆院議員、伊藤俊輔衆院議員、鈴木烈東京都議も同行している。 (温貴香/編集:羅友辰)