秋は蚊の季節 刺されないために11月まで「服の色」「足指のにおい」「飲酒や運動のあと」に注意
RKB毎日放送
秋は蚊の季節刺されないために11月まで「服の色」「足指のにおい」「飲酒や運動のあと」に注意今年の夏は、35度以上の猛暑日が続き、福岡県太宰府市では国内最多記録を更新しました。 【写真を見る】涼しくなると蚊の活動が活発に 一方で、夏の厄介者である蚊に刺された人は少なかったようです。専門家はこれから涼しくなってくると蚊の活動が活発になるため、11月上旬までは対策が必要だと話しています。 ■今年の夏、蚊が減った 「刺されていないです。実家に帰っても、実家は田舎の方なんですけど、刺されてないかもです。」 「刺されてない気がします。減ったよね?気温が上がったから減りましたよね。」 「20回くらい刺されました。仕事柄、外で草むしりとかすることがあって。前より少なくなった気はしますね。」 ■メスの蚊産卵のために吸血 メスの蚊は産卵するための栄養源として吸血します。 ヒトスジシマカは昼から夕方にかけて、アカイエカは夕方から夜にかけて活動しますが、蚊の生態に詳しい専門家は、「今年の夏は猛暑で、蚊が少なかった」と話しています。 産業医科大学 非常勤講師 「三共消毒」顧問 荻野和正さん「35度超えたら蚊はすぐ死んでしまいますから。人に対して吸血する蚊が多分、今年の夏は少なくなったんだと思います。」 ■蚊が活動する気温は20度から30度 蚊が活動する気温は20度から30度くらいで、35度を超えると動きが鈍くなります。 産業医科大学 非常勤講師 「三共消毒」顧問 荻野和正さん「夏の暑い時期からシフトして、春先と秋口に出る。11月上旬とか、そのあたりまで、普段よりも長い間、遅くまで蚊に悩まされる機会が増えるのではないか。」 ■秋以降、蚊の繁殖が活発に 今年の夏は猛暑で蚊の産卵場所となる水たまりができにくい状況が続いていましたが、秋以降は蚊の繁殖が活発になると予想されています。 ■産卵場所になる水たまりを小まめに掃除して エアコンの室外機近くや植木鉢の皿など、水たまりの水深が2~3ミリ程度あれば、蚊の産卵場所になるということです。