キャサリン妃の“ウェディングドレス”を手掛けた伝説的デザイナー、新ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任
現在闘病中のキャサリン皇太子妃は、2011年、ウィリアム王子(当時)との世紀のロイヤルウエディングを皮切りに、重要なイベントでは必ずと言っていいほど英国人デザイナー、サラ・バートンが手がけるアレキサンダー・マックイーンのドレスを着用してきた。 【写真】2011年のウェディングドレス姿から全50ルック! キャサリン妃の華麗なる「アレキサンダー・マックイーン」コレクションを総覧! そんなバートンがアレキサンダー・マックイーン退任を発表したのは2023年9月のこと。その後の動向について注目されていたが、9月9日(現地時間)、彼女がジバンシィの新クリエイティブ・ディレクターに就任することが発表された。ファーストコレクションは2025年3月、2025-26年秋冬パリ・ファッションウィークで披露される予定だ。 サラ・バートンは1996年、英国芸術大学の名門、セントラル・セント・マーチンズ在学中にインターンとしてアレキサンダー・マックイーンに入社。2000年にウィメンズウェアのデザイン責任者に任命され、創始者のリー・アレキサンダー・マックイーンの右腕として活躍した。彼の死後の2010年にクリエイティブ・ディレクターに就任し、マックイーンのヘリテージを継承した美学と、優れたクラフツマンシップ技術で知られ、約13年間にわたりメゾンを牽引。キャサリン妃のウエディングドレスを手掛けたことを気に、妃の御用達デザイナーとしてもその名をとどろかせた。惜しまれながらも退任。最後のショーでは、ナオミ・キャンベルがキャットウォークを歩きながら涙したことも話題になった。 その後の動向について、さまざまな憶測が飛び交ったが、ジバンシィのクリエイティブ・ディレクターに就任したことが正式に発表された。バートンの師匠のリー・マックイーンも、1996年から2001年までジバンシィのクリエイティブ・ディレクターを担当し、ふたりの特別な縁を映すようなビッグニュースとなった。彼女は今後、ジバンシィのウィメンズおよびメンズの全コレクションのクリエイティブ・ディレクションを担当する。バートンは声明文で、次のコメントを発表した。 「ジバンシィという宝石のように美しいメゾンに加わることができ、非常に光栄に思います。このアイコニックなメゾンの物語に次のチャプターを刻むことができること、そして私自身のビジョン、感性、信念をジバンシィにもたらすことができることに、とても興奮しています」