【山口県】部活動地域移行の指導員問題へ一歩 周公大で大学指導員養成プロジェクト始動
周南市の周南公立大(髙田隆学長)が中学校部活動の地域移行に向け、同大学の学生対象の「大学生指導員養成プロジェクト」を9月からスタートさせた。 同市は2026年度に平日、休日ともに中学校の部活動から周南地域クラブに移行する方針を定め、準備を進めている。 このプロジェクトはスポーツ庁が2024年度に公募した「感動する大学スポーツ総合支援事業」のうち、「大学生指導員の養成・確保に関する実証事業」に同大が申請して採択されたもの。 まずは市が目指すまちづくり推進を目的に、9月16日と28日(土)に中学生年代のスポーツ活動支援に必要な知識・技術を習得する研修会を開く。10月から来年1月にかけて、研修会に参加した学生が中学生のスポーツ活動をサポートする現場体験も実施する。 大学生指導員派遣システムを構築し、事業終了後も大学生指導員として地域で活躍する仕組みづくりを目指す。 研修会は児童生徒の保護者や、地域のスポーツ指導者、指導者を目指す人など、学外の人も参加可能。16日は69人が参加した。 28日は現職教員による講話、コミュニケーションスキル、コンディショニングを学ぶ。 現在も参加は受付中で、WEBからの事前申し込みが必要。問い合わせは同大地域共創センターへ(0834-28-5566)へ。