中野有紗、ヴィム・ヴェンダース監督『PERFECT DAYS』挿入歌の金延幸子の名曲「青い魚」をカヴァー
気鋭の若手実力派女優を起用した音楽プロジェクトが始動。プロジェクト名は“Mágico”(マジコ)。ポルトガル語で「魔法の」といった意味で、今しか捉えることができない若手女優たちの魔法の瞬間を音楽(歌)で切り取り、季節ごとに紹介しようというもの。 そのプロジェクトの第1弾となる夏編として、ドイツの名匠ヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』(第96回アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート)に、役所広司演じる主人公の姪役で出演した中野有紗が登場。『PERFECT DAYS』の挿入歌でもある、現在、世界的に注目を集めるシンガー・ソングライター、金延幸子の名盤『み空』(1972年)所収の「青い魚」をカヴァー。7インチ・シングルとして8月21日(水)にリリース。 カップリングには、中野が幼い頃から親しんできたという、1961年公開の映画『ティファニーで朝食を』のなかで主演女優のオードリー・ヘプバーンが歌い、スタンダードとなっている名曲「ムーン・リバー」のカヴァーを収録。 プロデュースは、アヴァン・ポップの最前衛の一人として、長く日本のオルタナティヴ・シーンの最前線で活躍する音楽家、山本精一が担当。凛とした中野の歌声と山本のサウンドメイクが奇跡的な化学反応を見せます。ほのかにサイケデリックなサウンドのなかで中野の歌声が映える「青い魚」はもちろん、名状しがたい美しさを湛えた「ムーン・リバー」は、山本精一が手がけたという点でも聞き物です。 著名女優の写真集なども手がけるフォトグラファー、熊谷直子が撮影した中野の写真を使用したカヴァー・アート、および、同じく熊谷の撮影・編集によるショート・ビデオにも注目です。 Photo by 熊谷直子