OKAMOTO’S「音楽で飯食って両親を喜ばすなんて、本当に難しいこと」“大学受験と将来の夢”に悩む10代にアドバイス
ラジオの中の学校、TOKYO FMの番組「SCHOOL OF LOCK!」(月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55)。松田部長(東京ダイナマイト・松田大輔)が担当する「松田LOCKS!」(毎週水曜放送)のコーナーでは、毎月1組のアーティストが登場し、リスナーの相談にアドバイスと背中を押す1曲を届けています。 2月のマンスリーアーティストは、4人組ロックバンドのOKAMOTO'Sです。2月7日(水)の放送では、大学受験と将来の夢とで悩む18歳の相談に、ボーカルのオカモトショウさんとギターのオカモトコウキさんが回答しました。
――リスナー(18歳)の相談
僕は将来DJで食っていきたいと思っている高校3年生です。今は受験生なのですが、先日の共通テストで第一志望校に力及ばず、志望校を変えることにしました。しかし、自分の中で「第一志望の学校じゃないと嫌だ」という思いが強く、第二志望の大学に受かったとしてもそのままそこへ進学するべきか悩んでいます。 また、本当はDJに打ち込みたいと思っています。自分の心が一番踊るのはDJなのに、両親のために、とりあえずでも「いい大学」へ行こうとしているような気もして、どうしてもモヤモヤしてしまいます。 こんな思いをズバッと吹き飛ばしてくれる音をお願いします!
――OKAMOTO’Sは、このリスナーのために「Where Do We Go?」を選曲
ショウ:いや~、悩むねこれ。将来のことは悩むしかないからなぁ。 コウキ:やっぱこの時期不安ですからね。両親のためにもね、とりあえずいい大学へ行こうとしてるってモヤモヤしている気持ちもわかりますが……。でもいいことですよね? “ 両親のために”って。 ショウ:そう! お父さんお母さんに対して、自分の“義”を感じるというか。ちゃんと「筋を通そう」と思うことって、めちゃくちゃ大事だと思うんです。それがないと、全てのことがなんでもよくなってきちゃうから。まず、両親が喜ぶ顔を見たいとかは、俺はめちゃくちゃいいことだなと思います。 コウキ:そうですね。大事だと思いますよ。 ショウ:大人になるとね、両親が喜ぶことって少ないんですよ。そうだよね? コウキ:(笑)。帰省の度におみやげを買っていくとか、そういう感じになってしまいますからね。 ショウ:そう。だから例えば、武道館ライブやったときは……両親とかもわかる大きい舞台じゃない。 コウキ:たしかに! あれは、ちょっと親孝行できた感じしましたよね。 ショウ:そうなの! だから、将来DJになりたいと思うなら尚更なんですよ。音楽で飯食って両親を喜ばすなんて、本当に難しいことだから。 コウキ:うん。 ショウ:まず、大学に頑張って入る。それが第二志望でモヤモヤするっていうのもあると思うけど、できることを一生懸命やるっていうのが一番だと思います。まずはね。 コウキ:僕もそう思いますね。とにかくあとは……DJって、音楽センスとかがすごく必要になってくる職業だと思うので。 ショウ:そりゃそうよね。 コウキ:めちゃくちゃ音楽聴いてね、自分の中のボキャブラリーを増やしていってほしいなって思いますね。 ショウ:でも素晴らしいね、夢があってね。将来が楽しみです! コウキ:うん! ◇ 今回の選曲「Where Do We Go?」は2023年に発表された楽曲です。詳細はオフィシャルサイトまで。