AI強化Surface登場。マイクロソフト発表「Copilot+ PC」まとめ #MicrosoftBuild
Microsoft(マイクロソフト)のAIなハードの発表会、盛りだくさんでした。今月はすでにOpenAIとGoogle(グーグル)がAIがらみの発表をしており、Apple(アップル)はiPadの新モデル(Pro/ Air)でハードを発表。マイクロソフトの発表会はAI×ハードウェアな内容で全方位的に闘いを挑んでいますね。 【全画像をみる】AI強化Surface登場。マイクロソフト発表「Copilot+ PC」まとめ #MicrosoftBuild
パソコン新ブランド「Copilot+ PC」
今回の発表の肝、それが新ブランド「Copilot+ PC」。新AI時代のための端末であり、マイクロソフトいわく「これまでで最も速く、最もインテリジェントな Windows PC」、それがCopilot+ PCブランドです。 Copilot+ PCシリーズとなるには3つの条件(毎秒40兆回の高速演算処理性能の超高速NPU、16GB以上の高速メモリ・256GB以上のSSD/UFSストレージ)があるのですが、シンプルにAI機能がゴリゴリ使えるように作った端末だよと思っておけばOK。 Copilotとは、マイクロソフトのAIアシスタントのこと。ExcelやPowerPointなどマイクロソフトのソフトウェアでお手伝いしてくれる生成AI機能。これをゴリゴリ使える端末だからCopilot+ PCシリーズてことです。
「小規模言語モデル」を採用
AI特化したパソコンの新ブランド発表というだけでもけっこう強めですが、まだまだあります。AI系ソフトがこれからさらにCopilotに追加されていくのと同時に、Copilot+ PCシリーズでは端末内でSLMが問題なく処理できることもわかりました。 SLMとはSmall Language Model、小規模言語モデルのこと。マクロソフトいわく、過去の2-in1端末と比べると、パソコンのほうがゲーム以外のタスクでは20倍、AI系タスクでは数倍パワフルだそう。 ちょっと詳細は明らかになってないものの、マイクロソフトがここでいう小規模言語モデル=SLMとは、クラウド使って電力爆食いせずに使える端末内で走る小さめAIプログラムだと思っておけばよさそう(とはいえ、Copilotのチャットbotはクラウド使っているぽい)。 パソコンで作業していることを常時タイムラインで表示する、端末内処理型の画像生成AI、オーディオのライブ字幕&翻訳(40+ヶ国語)などの機能がSLMで使えるようです。