【大学選手権】東日本国際大が延長10回タイブレークを制し4強入り
◆報知新聞社後援 第73回全日本大学野球選手権▽準々決勝 東日本国際大4―3上武大=延長10回タイブレーク=(13日・神宮) 準々決勝が行われ、3年連続17度目出場の東日本国際大(南東北大学)は、上武大(関甲新学生)を延長10回タイブレークの末、4―3で破り、2年ぶりのベスト4進出を決めた。 夜の帳(とばり)に包まれた神宮球場に歓喜の輪ができた。藤木豊監督は「3点目は痛い取られ方をしたけど、選手がよく踏ん張った」とナインをねぎらった。 3回、先発した右腕・磯前凜投手(4年)が、先制2ランを打たれるなどで3失点。6回に9番・北野琢士一塁手(3年)の左前適時二塁打などで2―3と追い上げ、8回1死二、三塁、3番・佐藤紅琉(くりゅう)二塁手(3年)の右犠飛で同点とした。 延長10回、勝利に導いたのは2番・森川大輝中堅手(2年)の勝ち越し左犠飛だった。3番手で登板し、7回1/3を無失点に抑えた右腕エース・藤井優矢投手(4年)は「延長はあまり経験がなかったが、思い切って投げられました」と笑顔。15日の準決勝では、チーム史上初の決勝進出をかけて、強豪・早大(東京六大学)に挑む。(甲斐 毅彦)
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