横浜流星の“恋の沼”、世界的大ヒット韓ドラの“続編沼”…年始にイッキ見したい“沼るドラマ“6選
ストリーミングサイトの活況もあり、オンラインでドラマを楽しむことが日常になった昨今。オンラインでドラマを楽しむメリットの一つは、“全話イッキ見”がいつでも気軽に楽しめるということ。今や国内地上波ドラマのみならず、人気韓国ドラマの同時配信やオリジナルドラマも含め、さまざまな作品がオンラインでイッキ見可能だ。いつもより時間にも心にもほんの少しゆとりのある年始はイッキ見の絶好のチャンス。どっぷり沼にハマってイッキ見したくなること間違いなしのおすすめ最新ドラマを6つ紹介する。 【写真】色気だだ洩れ…美羽(南沙良)を見つめる漣(横浜流星) ■横浜流星の色気に沼落ち「わかっていても the shapes of love」 NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主演も務める俳優・横浜流星が“ハマったら抜け出せない沼男”を演じる恋愛群像劇、ABEMAオリジナル連続ドラマ「わかっていても the shapes of love」が2024年12月30日、いよいよABEMAで最終話まで配信開始となった。 同名のwebtoonをもとにした韓国ドラマNetflixシリーズ「わかっていても」(Netflixにて独占配信中)を日本・鎌倉を舞台に再構築した同作。鎌倉にある美術大学に特別臨時講師として海外から赴任してきた漣(横浜)は、誰もが近づきたくなる吸引力と、誰にも深入りさせないミステリアスな魅力を併せ持つ男。彫刻学科の助手として働く美羽(南沙良)は、漣の才能とあふれる色気にたちまち魅了され、彼に対して憧れと嫉妬、悔しさを混ぜた複雑な感情を抱いていく。 序盤は、横浜演じる漣の“沼男”っぷりがたまらない。甘いマスクに加え、とろけるように優しいまなざしからこぼれ落ちる色気と落ち着いた甘い声に、抗う余地もなく沼落ちする美羽。だが終盤になると一転、ドライな態度を貫いてきた漣に“わかっていても、それでも”止められない思いが芽生え始める。傷つくことを恐れるあまり愛から目を背けて生きてきた漣が、本心に向き合って最後に選ぶ道とは…。 最終回まで見届けた視聴者からも「何度でも繰り返し見ていたい」の声が上がる。Netflixで配信中の韓国版「わかっていても」も併せ、最終話まで一気に見たい沼落ち必至ドラマだ。 ■キャスティングもダイナミック「インフォーマ-闇を生きる獣たち-」 ABEMAオリジナル連続ドラマ「インフォーマ-闇を生きる獣たち-」も、見始めたら止まらない中毒性ある“沼ドラマ”。 同シリーズは、社会を裏であやつる謎の情報屋、通称“インフォーマ”木原(桐谷健太)と、ペンで権力に立ち向かうという信念を持つゴシップ週刊誌「週刊タイムズ」記者の三島(佐野玲於)の“異色のコンビ”が繰り広げる本格クライムサスペンス。2023年にカンテレ系で放送され、続編がABEMAで2024年12月26日に最終回まで配信開始した。 タイ・バンコクを舞台にしたスケールの大きい最新シーズンは、事件の黒幕を追う捜査体制のトップ、警視正・高野役で二宮和也が出演するほか、タイでマッサージ店を営むトビオ役としてスカートを履いた山田孝之が登場するなどキャスティングもダイナミックだ。 クライマックスには木原と謎の男・鬼塚(池内博之)、そして高野がぶつかり合う大決闘シーンが待ち受ける。すでに総再生回数は1200万回を突破し、視聴したファンの間では「見応えがすごい!」「打ちのめされた…」と熱い感想が飛び交っている。ABEMAで1月5日(日)まで全話無料見逃し配信を行うほか、9日(木)からはNetflixで全世界配信もスタート。まだまだ反響を呼びそうだ。 ■ホラー一転、感動作へ「照明店の客人たち」 配信開始後わずか12日間で“全世界のディズニープラス(米国はHulu)で2024年最も視聴された韓国オリジナル作品”となった超話題作「照明店の客人たち」(ディズニープラス)にも注目したい。 「第60回百想芸術大賞」3冠など数々の賞レースを制した大ヒットドラマ「ムービング」(2023年)の人気ウェブトゥーン作家カンフルが原作・脚本を手掛けた同作は、チュ・ジフン演じる店主ウォニョンが営む路地裏の照明店に夜な夜な訪れる、風変わりな“客人”たちを描いたヒューマンミステリー。 初回一挙4話まで配信されたタイミングではまるで幽霊のようなキャラクターたちに「怖すぎる…!」「ガチガチのホラー!」の声が上がった同作だが、照明店を訪れる人々が置かれた状況が判明するとガラリと様相を変え、愛する人のためすべてを懸ける人々の思いが切なく描かれる展開に。 クライマックスで描かれるのは“客人”たち、そしてウォニョンの切実な愛の物語。視聴者からも「涙が止まらない」「伏線回収の見事さよ」「最初の雰囲気と全然違って感動のヒューマンドラマだった」の声が続出した快作だ。 ■新シーズンは穏健派と過激派の対立が加速「イカゲーム」 世界を韓ドラ沼に引きずり込んだ韓国のメガヒットサバイバルスリラー「イカゲーム」シーズン2が、2024年12月26日からNetflixで世界同時配信開始した。 人生をあきらめかけた者たちが“人生一発逆転”できるほどの高額賞金を懸け<誰もが知る子供の遊び>になぞらえた「負けたら即死」のゲームに巻き込まれていく本作。前作の3年後を描くシーズン2は、主人公ギフンを演じるイ・ジョンジェやゲームを操る“フロントマン”役のイ・ビョンホンらシーズン1からの顔ぶれに加え、新たなプレイヤーとしてパク・ソンフン、イム・シワン、カン・ハヌルが“参戦”する。 前半で、イカれたゲームを止めるためフロントマンに迫るドフンの奮闘が描かれたあと、いよいよ世界を熱狂させたゲームのターンへ。今回は毎ゲーム後にプレイヤーによる<続行>か<中止>の投票が設けられ、穏健派と過激派の対立が加速する。勝敗の行方はもちろん、プレイヤー同士の思惑が絡み合う人間ドラマも見応え十分。イッキ見不可避の狂気のデスゲームがふたたび始まる。 ■キャスト陣のビジュアルに絶賛の声「【推しの子】」 Prime Videoで配信されている日本のAmazonオリジナル作品で配信後30日間における歴代1位の国内視聴数を叩き出したのが、Amazon Originalドラマ「【推しの子】」だ。 2020年に「週刊ヤングジャンプ」にて赤坂アカと横槍メンゴのタッグで連載スタートした同作は幅広い世代のハートをつかみ、コミック累計2000万部を突破。ドラマ&映画の実写映像化プロジェクトには主演の櫻井海音のほか、齋藤飛鳥、齊藤なぎさ、原菜乃華、茅島みずき、あの、成田凌といった最旬キャストに加え、吉田鋼太郎、倉科カナ、金子ノブアキ、要潤ら実力派も集結したことも大いに話題を呼んだ。 ルビー(齊藤なぎさ)や有馬かな(原)、MEMEちょ(あの)らの完璧なビジュアルに加え、ドラマ終盤ではアクア(櫻井)とルビーが追い続けてきた“実の父親”と思しき謎の男・カミキヒカル(二宮和也)の存在が明らかになり、SNS上では「衝撃で鳥肌たった」「これ以上ない最高の配役」と驚きの声が相次ぎトレンド入りする賑わいを見せた。映画『【推しの子】-The Final Act-』(公開中)へと続く衝撃の展開から目が離せない。 ■坂口健太郎&イ・セヨンの甘く切ない恋模様に沼る「愛のあとにくるもの」 坂口健太郎&イ・セヨンがW主演を務める韓国ドラマとして日本でも大きな話題を集めた「愛のあとにくるもの」もPrime Videoにて全話配信中。 同作は、辻仁成とコン・ジヨンの小説を原作にした純愛ラブストーリー。日本留学中に運命の初恋相手・潤吾(坂口)と出会い、幸せな時を過ごしたチェ・ホン(セヨン)。やがて恋は終わりを迎えるが、5年後、ふたりは韓国で偶然の再会を果たす。 幸せだった5年前の日々が日本の春の景色とともに、そして愛が去った後の再会が5年後の冬の韓国の景色とともに美しく綴られる。新しい生活を歩み始めた矢先の再会に戸惑い、心を乱されるチェ・ホン。 一方、別れたことに後悔を募らせていた潤吾もまた、春の花のように可憐だった彼女の笑顔が5年を経て、冬の雪景色のように冷たく閉ざされてしまったことに戸惑いを隠せない――。日韓の実力派俳優が演じる恋の終わりの“その後”に心揺さぶられる感動作だ。 いずれも現時点で各サイトにて全話配信中&吸引力抜群の“見始めたら止まらない”沼ドラマ”。2025年は年始から、話題のドラマを最終話まで駆け抜ける快感を味わってみては? ◆文=ザテレビジョンドラマ部