U18日本代表・今朝丸 好救援で決勝進出 韓国には0-1で惜敗も8日、台湾と最終決戦
「U18アジア選手権・2次リーグ、日本0-1韓国」(7日、新荘野球場) 2次リーグが行われ、1次リーグB組1位の日本はA組2位の韓国に0-1で敗れた。日本、韓国とA組1位の台湾が2勝1敗で並び、得失点率差(1イニング当たりの得点率と失点率の差)により、日本と台湾が8日の決勝に進んだ。六回に守備が乱れて先制を許した後、今朝丸裕喜投手(3年・報徳学園)が好リリーフで追加点を許さなかった。 剛腕が海の向こうでうなりを上げた。あと1点を失えば、決勝進出への道のりが厳しくなる展開にも、泰然。今朝丸がピンチで好救援を見せた。 「絶対に抑えるということだけを考えていました」。気合十分でマウンドに上がったのは、守りの乱れにより1点を先制された六回、なおも2死一、二塁の場面だ。イ・ウォンジュンをカウント1-2と追い込むと、この日最速150キロ直球で空振り三振に仕留めた。七回もマウンドに上がると、2死から四球を献上も、二盗を試みた一走を熊谷が刺して無失点。「持ち味の直球を発揮できた」と納得顔で登板を終えた。 チームは惜しくも敗れ、台湾、韓国と勝敗が並んだが、大会規定による得失点率差で上回り決勝進出が決定した。小倉監督は「勝ちたかった」と悔しさをにじませながらも「最終戦なので胸を張って頑張りたい」と決意。悔しさを糧に、2大会ぶりVを狙う。