阿部慎之助新監督の構想は? 激戦区のセンターには2年目の浅野翔吾を抜擢!【勝手に”妄想”開幕オーダー|巨人編】
今シーズンのプロ野球開幕は3月29日。球春到来はまだ先だが、新年らしく“妄想”開幕オーダーを考えてみたいと思う。今回は巨人編だ。 【動画】黄金ルーキー浅野翔吾がプロ初スタメン、初ヒットを放ったシーンの映像 昨季はBクラスに終わり、4年ぶりのリーグ制覇は最重要課題と言えよう。新たに阿部慎之助監督が就任した今季は、投手陣の補強を中心に進めている。ここは捕手出身監督“らしさ”といったところ。野手陣も選手間の移動が多く、これまでとは少し違う巨人の形が見られるかもしれない。 開幕戦の相手は昨季の覇者である阪神。未発表だがおそらく本拠地・東京ドームでの開催になる。順当に考えると、相手は村上頌樹、もしくは伊藤将司が先発となる。そうした相手を想定しつつ、考えたオーダーは以下の通りだ。 ■巨人・”妄想”開幕オーダー (中)浅野翔吾 (遊)門脇誠 (三)坂本勇人 (一)岡本和真 (捕)大城卓三 (左)秋広優人 (右)丸佳浩 (二)吉川尚輝 (投)戸郷翔征 阿部監督は12月末の時点で「一塁・岡本和真」「三塁・坂本勇人」「遊撃・門脇誠」の固定を明言。そして、戸郷翔征の開幕投手も公表済みだ。必然的にこの妄想開幕オーダーでもメンバー入りとなる。 「捕手・大城卓三」と「二塁・吉川尚輝」も昨季までの実績を見れば、ほぼ確定。内野を中心に守りをしっかり固めていく形である。万が一内野陣にアクシデントがあった場合は、中山礼都やドラフト4位・泉口友汰を筆頭に、若手がポジションを埋めていくと予想される。 外野陣は「左翼・秋広優人」「右翼・丸佳浩」を基本線として、中堅は激戦区になりそう。ここは2年目を迎える浅野翔吾を抜擢したい。 浅野はルーキーイヤーの昨季に、24試合で2本塁打を放ち、持ち前のパンチ力がプロでも通用することを証明。シーズン終盤には1番での出場も度々あり、思い切って開幕の「1番・センター」を託す価値はあるのではないか。浅野、門脇と続く上位打線はフレッシュ感に溢れており、新監督の船出にふさわしい。 そのほか、開幕センター候補には浅野と同じ2年目の萩尾匡也、ドラフト3位の佐々木俊輔も挙げられる。 萩尾は昨季、一軍では打率.063とさっぱりだったものの、二軍では規定打席に到達。打率.283、7本塁打、OPS.781と結果を残している。打力を武器にのし上がれるか。 佐々木は帝京高~東洋大~日立製作所とアマチュアの名門を渡り歩いた即戦力外野手。浅野、萩尾と異なり、左打者なのも区別化できる特徴だ。仮に阪神が村上を開幕投手に据えた場合、いきなりの大学先輩・後輩対決となる。 この3人に加え、重信慎之介、オコエ瑠偉、松原聖弥の中堅勢、ベテラン・梶谷隆幸らも黙っていない。改めて、巨人の開幕スタメン争いはセンターを中心とした外野陣に注目していこう。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]