【保険金殺人】保険会社を経営していた男「現場には絶対行っていない」叔父は事故死と改めて無罪を主張 福岡地裁
FBS福岡放送
3年前、福岡県うきは市で、叔父を車でひいて殺害し保険金をだまし取った罪に問われている男の裁判です。12日の被告人質問で、男は「事件当日、現場に絶対行っていない」と話し、改めて無罪を主張しました。 殺人や詐欺などの罪で起訴されているのは、元保険会社社長の松成英一郎被告(57)です。 起訴状によりますと、松成被告は3年前の2021年4月、福岡県うきは市の空き店舗の駐車場で、叔父の西村一敏さん(当時64)を自らが運転する乗用車で複数回ひいて殺害し、事故死したように装い、保険金およそ1500万円をだまし取った罪に問われています。 松成被告はこれまでの裁判で無罪を主張してきました。12日の被告人質問では「現場には絶対行っていない」と、改めて事件への関与を否定しました。 事件が起きたとされる時間には「当時、経営していた保険会社の事務所や周辺のコンビニに立ち寄っていた」などと話した上で、西村さんは事故死したと主張しました。