交流拠点となる学校へ 専大北上高 一体整備事業が終了
人工芝グラウンドに一新
北上市新穀町の専大北上高校(阿部伸校長、生徒848人)が整備を進めてきた人工芝グラウンドが完成し、同校の校舎建替一体整備事業はこれで完了した。28日には現地で同事業落成式とグラウンド竣工(しゅんこう)セレモニーが行われ、関係者は一連の事業終了を喜ぶとともに、地域交流の拠点となる開かれた学校を目指すことを誓った。 グラウンドは4月に着工し、9月26日に完成した。人工芝の施工は大手総合スポーツ用品メーカー美津濃が手掛けた。広さは約9000平方メートル、工事費は約3億円。捲縮(けんしゅく)加工パイルが使用されたピッチ部分は天然芝に近い感触で、表面温度抑制効果がある。ピッチ脇には80メートルトラックも新設された。 同事業では、2023年7月に敷地内南側に新校舎「S館」を建設。2号館は「N館」として同年9月から全面改修し、今年3月に完工した。2号館の改修に合わせ、旧校舎の解体も行われた。総事業費は約25億円。