毎朝「白湯」を飲んでいます。電気ポットとやかんでは、どちらが安くなるでしょうか?
健康や美容にさまざまな良い効果が期待できるとして、毎朝「白湯」を飲むという人もいるでしょう。水道水で白湯を作る場合、残留塩素などを除去するために一度沸騰させなくてはいけません。 電気ポットややかんでお湯を沸かすとき、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。この記事では、白湯を飲む際、電気ポットとやかんの光熱費はどちらが安いのかについて説明します。
電気ポットとやかんの特徴
電気ポットは本体に内蔵されている電気ヒーターで水を沸騰させて、温度調節や一定の温度に保つことができる家電です。容量は1リットルから4リットルのものが多く、頻繁にお湯を沸かす家庭には便利なアイテムといえます。 やかんは5リットル以上など容量が大きいものもあり、一度にたくさんのお湯を使うときに便利です。電気ポットと違い保温機能がなく時間がたつと冷めてしまうので、お湯を使う度に沸かすことになり手間がかかります。 また電気ポットは電気でお湯を沸かすので見守る必要性は低いのですが、やかんの場合は火を使うため安全に注意をしなくてはいけません。
電気ポットとやかんの光熱費
2リットル程度の電気ポットの1日あたりの消費電力量は、約0.46kWhから0.99kWhとなっています。 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が、新電力料金として示している目安単価の1kWhあたり税込31円で計算すると、1日あたりの電気代は約14.26円から30.69円です。実際の料金は、室温や湯沸かし頻度、再沸騰や保温の設定温度などで変わります。 やかんでお湯を沸かすときのガスは、都市ガスとプロパンガスの2種類があります。両者の料金を比較すると都市ガスのほうが安いですが、都市部でしか供給されておらずエリア外の地域では使うことができません。都市ガスよりプロパンガスのほうが全国の供給エリアが広いため、ここではプロパンガスの光熱費を説明します。 一般社団法人プロパンガス料金消費者協会ではお湯を1リットル沸かすときのプロパンガス代が約3.6円、電気ポットと同じ2リットルなら単純に2倍しても7.2円で、ガス代のほうが安いことがわかります。