12月から新局面!「マイナ保険証」へ本格移行も…“実際使う”はまだ少数?「マイナ保険証」利用のメリットは【Nスタ解説】
街ではこのような声がありました。 40代(マイナカードと保険証、紐付けしていないと回答) 「紐付けると、何のメリットがあるのか把握してない」 30代(マイナ保険証、持っているけど使わないと回答) 「番号が紐付けられているものを持ち歩くのは不安」 マイナンバーカードに詳しい中央大学の宮下紘教授によると、「トラブルが発生する可能性のあるマイナ保険証をあえて使う必要がないと考える人が多いのではないか」ということです。 井上貴博キャスター: もともと「任意」と言われていたはずのものが、結局強制のようなところに自然となっているのは、どうなんでしょうか。 あと、政府の発信のやり方を見直したほうがいいと思います。もともと身分証明書になるものに、ICチップすらついてない日本はデジタルに遅れすぎていると思うんです。 (マイナンバーカードにすることで)データが共有されて、デジタル化・効率化ができて、医療費が削減できる効果があるなどを、もう少し発信してほしいですね。 ハロルド・ジョージ・メイさん: 今の説明を聞いていても、マイナンバーカードに集約されるということですが、「資格確認書」など、複数書類があることに戸惑ってしまいます。 「マイナンバーカードを保有している人は75.2%」となっていますが、残りの約25%は約3000万人に当たります。ものすごい数の人がまだマイナンバーカードすら持っていないことに驚きます。 ■「資格情報のお知らせ」は“非対応”やシステムエラーも対応可 良原キャスター: 実は9月以降に、「資格情報のお知らせ」という封筒の配布が始まっています。なお、保険証の代わりに使える「資格確認書」とは全くの別物です。 「資格情報のお知らせ」というのは、マイナ保険証を利用の際、▼マイナ保険証に“非対応”の医療機関を受診するとき、または▼システムエラーでマイナ保険証が利用できないときに、マイナ保険証と一緒に持参すると、不測の事態に対応できるものです。 ※2025年1月(予定)に届く場合も