12月から新局面!「マイナ保険証」へ本格移行も…“実際使う”はまだ少数?「マイナ保険証」利用のメリットは【Nスタ解説】
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12月から新たな局面を迎え移行が本格化する「マイナ保険証」。私たちはどのように備えておけばいいのでしょうか? 【写真を見る】マイナ保険証「資格確認書」と「資格情報のお知らせ」って何? ■紙の保険証と同じ「資格確認書」期限が来たら更新可能 良原安美キャスター: 12月2日から、現行の健康保険証の新規発行が停止となります。政府が進める、マイナ保険証を基本とする仕組みへの移行です。 マイナ保険証のメリットについて、▼過去に処方された薬や特定健診などの情報を医師等にスムーズに共有できること、さらに▼手続きなしで高額療養費の限度額を超える支払いが免除になることが挙げられます。(厚労省のホームページ・全国健康保険協会より) 「新規発行が停止」になりますが、今の保険証がすぐ使えなくなるわけではありません。有効期限までは使用できます。(最大1年間) ただ、12月2日以降に引っ越しや転職などをすると今の保険証は使えなくなり、新規発行もできなくなるので、引っ越しや転職などを予定している人は注意が必要です。 マイナンバーカードを持っていない場合や、保険証と紐付けしていない場合は、「資格確認書」というものが送られてきます。自動的に交付され、使い方は紙の保険証と同じです。すでにマイナ保険証を持っている人には送られてきません。 資格確認書の期限は、最長で5年、期限が来たら更新可能ですが、厚労省 医療介護連携政策課の担当者は「自動更新が永続的なシステムになるかどうかはまだ未定」と話しています。 ■マイナ保険証「実際に利用」は保有者の“約4割” 良原キャスター: そもそも、マイナカードを「保有」している人は75.2%だそうです。(10月25日時点、デジタル庁ホームページより) そのうち、保険証と一体化済みという人は81.2%でした。 マイナカードを持っている方の多くは、もう一体化させているという人が多いそうです。 マイナ保険証を持っている人が医療機関を受診の際、実際に利用しているという人は10月時点の推計で、39.6%だということです。(厚労省資料より)